その数2万羽! 東京の空を群舞するツバメたち
2016/08/31
こんにちは、会員係の安藤です。
毎年、春の終わりになると、はるばる南からやってくる身近な渡り鳥、ツバメ。
家の軒下に作られたその巣から、ヒナ鳥が顔をだしている様子に幸せを感じたり、飛び立つ練習をハラハラ見守ったりした方いらっしゃいますか?
私もその一人なのですが、そういえば、我が家の軒先を巣立ったツバメはどこに行くのでしょう?
そんな疑問を解消すべく、8月半ばに、多摩川にかかる多摩大橋から1キロほど下流の河川敷へ、鳥好きな事務所のスタッフたちとツバメの観察に行ってきました。
巣立ったツバメは... 河川敷のアシ原にいました!
日中、それぞれ単独であちこち飛び回っていたのが、夕方になると河原のアシ原などに集まってきて、集団で夜をすごすそうです。
夕暮れ時にどこからともなく集まってきた若鳥たちが、空を覆いつくすようにアシ原の上空を旋回して飛行します。
その数、約2万羽!
何千羽かのかたまりで飛行し、優雅に河原の上空を旋回した後に、アシにとまります。
その様子はまるで、雄大なスケールのショーを見ているような気分でした。
ツバメは、秋になると、日本を旅立ち、海を越えて、越冬地のフィリピンの方までわたっていきます。
無事に旅を終えられるように、十分に、日本で休息し栄養を蓄えてほしいものです。