恵みの海、韓国・ムアンの干潟から


こんにちは。広報室の新井です。
日本が金環日食で沸いた21日、韓国から帰ってきました。5月19~20日に朝鮮半島の南端近くにあるムアン生態干潟センターで開催された「ムアン干潟文化祭」に参加してきました。

同センターは昨年リニューアルされ、以来、ムアン干潟を大切にしながら地域づくりに取り組んでいる人々の活動拠点となっています。「文化祭」は一周年を記念し、地域の人々がつどい、干潟の豊かさや大切な場所であることをあらためて認識する場として開かれました。

主催したのは、自治体のムアン郡と環境NGOの生態地平研究所。

歌と演奏で開幕し、ムアン干潟と共に生きる暮らしを描いた民族劇の披露や、干潟がいつまでも豊かであり続けることを祈る儀式、そして最後には、ムアン干潟で採れたタコの入ったビビンバが大きな釜で作られ、参加者にふるまわれました。

私も韓国海苔に巻いてもらって、一ついただきました。ムアン干潟の恵みと人々に感謝でした!

農家のわら細工の展示や、地元の女性グループが手料理を販売するコーナーなどもあり、地域の方々が一緒になって祭りを作り上げているのを感じました。

今回の干潟まつりには、日本からWWFだけでなく、佐賀県鹿島市と沖縄県石垣島白保で、それぞれ干潟やサンゴ礁の海を大切にしながら地域づくりに取り組む方々も、視察と交流のため参加しました。

みなさんムアン干潟を訪れるのは初めてとのこと。すっと先まで広がる干潟の広大さに驚くとともに、地域の人々が積極的に地域づくりに取り組んでいる様子に、とても感心していました。

なお、パナソニック株式会社の支援を受けて実施しているWWF「黄海エコリージョン支援プロジェクト」では2008年から地域の人々によるムアン干潟保全の取り組みを推進しており、今回の干潟文化祭も後援しました。詳しい報告は後日、ウェブサイトでもご紹介します。

 

 

農家のわら細工の展示や、地元の女性グループが手料理を販売するコーナーなどもあり、地域の方々が一緒になって祭りを作り上げているのを感じました。

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ブランドコミュニケーション室(メディア)
新井 秀子

WWFの活動情報を主に報道関係者向けに発信しています。

地球環境問題に取組む研究者になろうと決意して、民間企業を辞めて大学院に。在学中に霞ヶ浦流域河川の市民調査に携わり、市民活動の意義を体得。水質調査に行ったフィリピンで褐色の山々に衝撃を受け、何とかしたいと、研究者の道よりWWFを選択。あきらめずに一歩ずつ進んでいます。

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