[COP10関連] インビテーション(招待状)配りに奔走中


森林広報担当の古澤です。
今、WWFが今晩開催する予定の、スマトラ・サイドイベント用の招待状を作って、配っています。

スマトラ島の関係者はもちろんのこと、保護区の設立に携わっている国連機関、いろんな国の政府代表団、研究機関、国際銀行、企業の方々などなどなど、来て欲しい人はたくさんいます。そこで、招待状を持って会議場内を駆けまわっているのです!

私たちWWFの森林の担当は、COP10の全体会合が行なわれるメインホールの周辺(ロビー)で、会議が始まる前に、各国代表団のところに直接話しかけに行って、スマトラで行なわれている熱帯林保全の取り組みや、計画的な土地管理の重要性、そして、苦労して作り上げた管理計画を活かすためにはどうすればいいか、などなど色々な情報をインプットしています。

こうした情報を提供する(押し付ける?)ことで、関係各国の意思や姿勢を確認し、また協力を頼みこんで、会議全体の流れを意欲的な保全の方向へ引っ張ろう!というわけです。

今、このロビー活動に併せて、招待状をさまざまな人にお渡ししています。 
森の自然を守るための保護区や管理地域も、ただ作るだけでなく、ちゃんと運営していかなければ、保護の効果はあがりません。
そのためには、いろんな関係機関の協力が欠かせないのです!

イベントは、人にたくさん来てもらってナンボ、まだ時間があるので、もう一回りしてきます!

 

 

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これがインビテーション(招待状)。条約事務局の正式なものです

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本会議場の様子。私たちにとっては、ここに入る手前の「ロビー」が一つの勝負の場です!

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自然保護室(森林グループ所兼 マーケットグループ長)
古澤 千明

大学卒業後、民間金融企業での勤務を経てWWFジャパンに入局。2010年より主に東南アジアの森林保全プロジェクトを担当。インドネシアやメコン地域などのWWFオフィスとも連携しながら、森林減少の要因となっている農林産物の生産について、関係企業に生産現場の課題を伝えたり、調達改善のための支援に取り組む。2021年からは、マーケットグループ長も兼任し、森林保全の枠を越えて企業のサステナビリティの向上に努める。

幼いころから自然や生き物への興味はありましたが、WWFとの出会いは偶然でした。自然科学や生物のスペシャリストではない自分だからこそ、得られる理解・賛同もあると信じつつ、そうは言っても日々勉強です。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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