日本初!サステナブル・シーフードを社員食堂へ継続導入


記者発表資料 2018年3月22日

パナソニック株式会社とWWFジャパンが「海の豊かさを守る」ため協働

  • 1) パナソニック株式会社が、MSC/ASC認証を取得したサステナブルなシーフードを、日本で初めて社員食堂に継続的に導入。国内全事業所の社員食堂への導入で、従業員最大10万人に認知拡大
  • 2) 約20年にわたって、WWFジャパンの海洋保全プロジェクトを支援している同社が、さらに、消費の側からサステナブルなシーフードの普及をサポート
  • 3) 東京オリンピック・パラリンピックの公式スポンサーである同社が先頭に立つことで、2020年に向け、他の企業や自治体でのサステナブル・シーフードの導入拡大と大会後のレガシーとしての定着を期待

パナソニック株式会社は、3月22日より、MSCおよびASC認証を取得したサステナブル・シーフード(持続可能な水産物)を、同社社員食堂に導入することを公表しました。MSC認証およびASC認証は、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(所在地:東京都港区 会長:徳川恒孝 以下、WWFジャパン)が、現時点で唯一持続可能としている水産物の認証で、企業が社員食堂で継続的に提供するのは、日本国内では初めてです。WWFジャパンとしては、日本国内におけるサステナブル・シーフードの普及を推進し、世界の海の豊かさを守ることに大きく貢献するものとして、この取組みを歓迎します。

WWFジャパンは、パナソニック株式会社より約20年にわたって、「海の豊かさを守る活動」に対する支援を受けてきました。それは、「有明海干潟保全支援」(2001年~2006年)、「黄海エコリージョン支援」(2007年~2015年)、「南三陸における環境配慮型の養殖業復興活動への支援」(2014年~)等です。いずれも水産物の生産現場から海の生態系を守ろうとする活動への支援でした。

これまで生産地における海の持続可能性確保を推進してきた同社が、今回、さらにWWFジャパンやサプライヤーと協力して、従業員へのサステナブルなシーフードの普及も図ろうとしています。これは、水産物の消費の側面に着目し、これをサポートすることで、水産物市場における持続可能性を高めることに貢献する取り組みです。同社によって、2020年までに国内全事業所の社員食堂への導入が実現すれば、国内の同社従業員約10万人(最大)を対象に、サステナブル・シーフードが継続的に提供され、またそのコンセプトについて伝えていくことが可能となります。

パナソニック株式会社が公式スポンサーである東京オリンピック・パラリンピックでは、水産物を含めて持続可能性に配慮した食材調達が大きなテーマのひとつとなっています。同社が先頭に立ち、全国の社員食堂において、WWFが持続可能と認めるMSC/ASC認証水産物の提供を推進していくことで、他の企業や自治体などに同様の動きが促され、開催年である2020年に向けて、サステナブル・シーフードの導入が本格化することが期待されます。WWFジャパンとしては、この動きを後押しし、大会後にサステナブル・シーフードがレガシーとして社会に定着していくよう、さらなる支援を続けていきます。

本件に関するお問合せ

WWFジャパン 自然保護室 海洋グループ 三沢行弘 tel.03-3769-1718
C&M室 プレス担当 tel.03-3769-1714 :Email: press@wwf.or.jp 

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