スクール・パリ協定


気候変動の国際交渉・国内対策のシリーズ勉強会

WWFジャパンでは、複雑化する温暖化の科学や国際交渉について、日本の視点から今もっとも大切だと思われる論点を整理し、ジャーナリストの皆様と意見交換させていただくシリーズ勉強会を、2008年から開催してきました。2015年末のパリ協定採択を受けて、パリ協定の実施に向けての国際交渉と国内対策を取り上げる「スクール・パリ協定」として開催してきたところ、企業や自治体の皆さまにも拡大して、脱炭素に関する国内外の様々な取組を解説する勉強会「スクール・パリ協定プラス」としての開催を増やしていきます。

これまでの勉強会の概要 および資料

こちらのサイトでは、これまでの勉強会で使用している資料を公開しています。 国際交渉の内容は日に日に更改されていきますので、内容につきましては、常に最新の情報をご確認ください。

第1回 今さら聞けない!排出量取引制度の基本(2025年4月11日)

有効な温暖化政策の一つとして世界で拡大普及している炭素の価格付け「カーボンプライシング」。日本においても、2026年度から本格運用される予定の排出量取引制度(ETS)を含むGX推進法の改正案が2025年2月末に閣議決定されました。対象となる企業にとって、排出量取引制度は脱炭素を後押しする非常に重要な制度です。
本格始動を前に、今さら聞けないカーボンプライシング、中でも排出量取引制度について、基本からおさらいするセミナーを開催しました。欧州や米州などでは20年前から排出量取引制度が発足しており、EU-ETSは4期目を迎えています。中国や韓国でも排出量取引制度は始まっていますが、ASEAN諸国でも発展中・整備中です。ベトナム駐在経験のあるWWF専門家が解説しました。さらに日本で本格始動するGX-ETSについても概要を解説し、先行する世界の排出量取引制度から見た日本企業が気を付けたい内容について解説しました。

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