© WWF / Sindre Kinnerød

地球温暖化による野生生物への影響

この記事のポイント
これまでにないスピードで変化していく気候、多発する異常気象が引き起こす環境の変化は、ホッキョクグマをはじめ、さまざまな野生生物を、絶滅の淵へ追い込んでいきます。現在、地球温暖化の影響を受けていると考えられる野生生物の数は、7,400​種を超えました。この数字は、今後さらに増加してゆくと見られています。温暖化による野生の生きものたちの危機。それは、地球上のあらゆる命を支える自然環境の崩壊につながります。
目次

地球温暖化(気候変動)の影響を受けている絶滅危機種は、7,400種以上

IUCN(国際自然保護連合)が発表している、世界の絶滅の恐れのある野生生物のリスト「レッドリスト」には、4万6,300種以上の野生生物が「絶滅の危機の高い種(絶滅危機種)」として掲載されています。(CR、EN、VUの合計。 2024年11月時点​)

そしてレッドリストは、野生生物を追いつめる大きな11の要因の一つに、「気候変動」つまり地球温暖化を挙げています。

この気候変動による影響を受けていると考えられている絶滅危機種は、西暦2000年以降、急激に増加してきました。

2000年時点で10種あまりだったその数字は、2010年で600種近くに増加。2015年で約1,500種に、2020年には4,000種、2024年11月の時点では7,412種にのぼっています。この数字は今後も、気候変動の深刻化に伴い、さらに増えるものと考えられます。

地球温暖化の影響を受けていると考えられる世界の絶滅危機種は、年々増加の一途をたどっています(グラフ:IUCNのデータを元にWWFジャパンが作成)

地球温暖化(気候変動)によって地球の平均気温が4度以上上昇する場合には、種の半数近くが絶滅の危機に晒されるとの研究報告もあります。実際に、地球温暖化の影響を受けていると考えられる世界の絶滅危機種は、年々増加の一途をたどっています(上図)。(グラフ:IUCNのデータを元にWWFジャパンが作成)

懸念される野生生物への影響

もちろん、この気候変動で脅かされている野生生物の中には、密猟や生息環境の破壊といった、他の危機にさらされているものが少なくありません。

むしろ、温暖化のみによって絶滅しかけているものは、数少ないといってよいでしょう。

実際、目には見えない温暖化による影響は、捉えがたく、科学でも証明するのが難しい影響です。

しかし問題なのは、これまで野生生物を脅かしてきた大きな要因、「乱獲」「生息環境の破壊」「外来種」といった脅威に、この「気候変動」がさらに重なることは、野生生物の絶滅の危険性を、さらに増大させてしまうおそれがある、ということです。

実際、ただ一つの原因だけで生物が絶滅してしまうことは希です。上記の大きな要因が複合的に作用し、圧力を加速させることが、大きな問題なのです。

© Richard Barrett / WWF-UK

気候変動のリスクにさらされている絶滅危機種の数

Red Listのランク 動物 植物 その他
CR(近絶滅種) 1,013 888 22
EN(絶滅危惧種) 1,731​ 1,251 43
VU(危急種) 1,427 964 73
総計 4,171 3,103 138

動植物の変化がさらなる気候変動につながる

気候変動が自然や野生生物に及ぼす深刻な影響の原因は、地球環境にもたらされる、急激な「変化」です。

気温や気候が変化する中では、食物が採れなくなったり、繁殖が出来なくなり、数を減らす動植物種が出てくるだけでなく、一方で生息域を広げ、数を増やすものも出てくるでしょう。

生えている植物が変化し、生息する野生動物が変化すれば、温暖化による変化に耐えていた動植物も、新たに優勢になった動植物に生息地や食物を奪われたり、捕食されて減少し、絶滅する種が出てくるかもしれません。

温暖化はこうした間接的な影響も生物に対して及ぼす危険性があるのです。

さらに広い地域で植生や生物相が大きく変化すると、地域の気候自体を変えてしまう可能性もあります。

たとえば、森林や草原だった場所が、干ばつなどで広く砂漠化したりすると、その地域の気温や気候そのものを変化させる一因になります。

これがさらに在来の野生生物や生態系を脅かす原因になるのです。

  • ※出典:IMPACT OF CLIMATE CHANGE ON SPECIES(WWF 2015)

地球温暖化の影響を受けている野生動物

実際に温暖化の影響を受けていることが懸念される、いくつかの野生生物の事例を紹介します。


ジャイアントパンダ

食物の99%がタケという、珍しい習性を持つクマ科の野生動物です。推定個体数は1,864頭(2015年)。中国の6つの山脈に分布していますが、生息地は各地で分断されています。手厚い保護活動によって近年は数がわずかに増えているとされていますが、今も絶滅が心配されています。

▼地球温暖化の影響:生息地である竹林の環境変化

ジャイアントパンダは食物とすみかの両方を、険峻な山岳地帯に自生する竹林に頼っています。数種が知られるこの野生のタケは、種によって実をつける時期が異なり、長いものでは数十年おきにしか花を咲かせません。このため、気温や気候の変化で生育や発芽ができなくなるタケの種類が出てくる可能性が、研究者により指摘されています。
こうした影響を受け、竹林が減少したり消滅すると、パンダはすみかと食物の両方を失うことになります。特に、秦嶺山脈、大相嶺、邛崃山脈では温暖化の進行による竹林とその生物多様性の減少が懸念されています。
特殊な食性を持つパンダの場合、こうした竹林の代わりとなる生息域がありません。温暖化がもたらす限られた山地の環境の変化は、パンダにとって深刻な脅威となります。
WWFは生息地の森の保全に取り組むとともに、分断された野生のパンダの分布域を「緑の回廊(コリドー)」でつなぎ、孤立した個体群が移動できる環境を整えることで、こうした影響を極力緩和する活動を目指しています。


ホッキョクグマ

ホッキョクグマはオスは体長3.5m、体重400キロを超える、陸上最大の肉食動物。 氷に覆われた北極海とその沿岸部に生息しています。 ​

メスは冬ごもり中の4カ月間、絶食しながら雪洞の中で2頭の仔を産み、育てます。生まれたばかりの仔グマは、体重わずか0.6kgですが、栄養豊富な母乳のおかげで、巣穴を出る3月末には10kg以上になります。そして離乳するまでの2年半、母親と共に過ごします。

▼気候変動の影響:海氷の消失による生存の危機

北極の海氷は過去40年間、毎年8.6万平方キロ(北海道の面積に相当)も失われ続けてきました。さらに21世紀半ばまでに、5カ月間も氷がなくなる場所も出てくるといわれています。これは、主食のアザラシを氷上で狩るホッキョクグマにとって深刻な問題。もともと氷の少ない夏の間はほぼ絶食して過ごしますが、氷がさらに減少すれば、狩の機会は減り、多くのホッキョクグマが餓死することになります。また母乳で命をつなぐ仔グマも、栄養不足で命を落とす例が報告されています。 ​​

WWFは温暖化の影響をおさえるため、各国の政府や企業に温室効果ガスの排出削減と、再生可能エネルギーの促進を強く求めています。 ​


スマトラオランウータン

© Shutterstock / Natalia Schuchardt / WWF-Sweden

東南アジア、スマトラ島の標高500~1,500mの熱帯雨林に生息し、ジャックフルーツやマンゴー、ドリアン、イチジクなどの果物を主食としています。乱伐や、パーム油(植物油)を生産するための農地(プランテーション)開発による森の消失で、深刻な絶滅の危機にさらされています。

▼地球温暖化の影響:大雨と干ばつによる森の変化

温暖化が進むことで、スマトラと周辺の島々では、特に2025年までに、雨の増加が予想されています。こうした天候の変化は、オランウータンの主食である果物の生育を減少させ、オランウータンの成長や繁殖に影響を及ぼすと考えられています。
一方で、乾季には干ばつがこの島々を襲い、森林火災を深刻化させる可能性が指摘されています。1997年以降、たびたび生じている「エルニーニョ現象」と、それにともなって生じた大規模な森林火災は、すでに広大な森を焼き、多くの野生のオランウータンを死に至らしめました。もともと、森林伐採によって減少しているオランウータンにとって、気候変動によるさらなる打撃は、絶滅危機を深刻化させる大きな問題です。
さらに、森が燃えれば、温暖化の主因である二酸化炭素が大量に大気中に放出され、これがまた温暖化をより進めてしまう原因にもなります。
WWFはスマトラやボルネオなどの島々で、熱帯林の消失をくいとめ、森とそこに生きる野生生物を守る活動を続けています。


ユキヒョウ

ユキヒョウは中央アジアとヒマラヤの高山帯に生息する、ネコ科の野生動物です。
崖や岩場、峡谷などの険しい環境に生息し、頑丈な四肢と跳躍力、バランスを取る役目を果たす1メートルもの尾を持ちます。獲物はマーモットや野生のヤギやヒツジ類など。生まれる仔の体重は500gほどですが、栄養豊富な母乳のおかげで、10週間で10kgにもなります。​

地球温暖化の影響:高山の生息環境が激変

ユキヒョウがすむのは、最高で6,000mにもなる山岳地帯。こうした環境は、世界で気候変動の影響を、最も強く受ける自然の一つです。温暖化によって氷河や水が失われ、気候や植生が変化し、森林がより高地まで進出してくれば、ユキヒョウは本来の生息環境と、そこで生きる術を失うことになるでしょう。​
さらに、放牧地が広がったことで、家畜に草や水場を奪われ、獲物である野生の草食動物が減少して栄養不足になったり、家畜を襲って害獣として殺される問題も起きています。​
WWFは1982年から、ユキヒョウの保全活動を展開。現在も、調査活動や地域が主体となったユキヒョウ保護活動の促進に取り組んでいます。また、世界の温室効果ガスの排出削減も、ユキヒョウの未来を守る、大事な活動の一つです。​


アフリカゾウ

肩の高さ3.3m、体重7.5トンにもなる、現存する陸上生物では最大の種。身体に汗腺を持たないため、体温を下げ、寄生虫を除くためには、48時間以上おかずに水浴びか泥浴びをしないと、健康に生きられません。生息地の開発と、象牙を狙った密猟が大きな脅威です。推定個体数は約42万頭。

▼地球温暖化の影響:生息地アフリカの乾燥化

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は第4次評価報告書の中で、2080年までに、アフリカ大陸で乾燥した地域が5~8%拡大し、一部が干ばつに見舞われると予測しました。この変動は、常緑樹林の減少と、落葉樹林や熱に強い草地の拡大などをもたらし、さらに一連の植生の変化は、水源や水流にも影響を及ぼすと考えられています。
特に、乾燥化がもたらす水資源の不足は、ゾウにとって深刻な危機であり、水の利用をめぐって人との間で衝突を引き起こす原因にもなります。また、雨や水を求めるゾウが、より大きな距離を移動することになった場合、その途上にある町や道路、農地などが、それを妨げる可能性もあります。
アフリカゾウは高い適応能力を持つ野生動物ですが、気候変動のような大規模な影響に十分に対応できるかどうかは不明です。また、こうした気候の影響が、密猟による圧力や脅威を、より大きくする危険もあります。
WWFは国境を越えた視点から、ゾウの生息域を保全し、象牙などの密猟と違法取引を取り締まる取り組みを支援しています。


アオウミガメ

アオウミガメは、熱帯の海、特に大陸の沿岸や島の周辺に生息している爬虫類です。最大1.5メートル、200kg程度まで成長し、ウミガメの中では唯一の草食性で、アマモなどの海草や藻類などを主食としています。
​ 雌は、だいたい3年に一度、産卵のため上陸し、一回の繁殖期に2~5回、1回あたり40~200個もの卵を砂の中に産みます。孵化した赤ちゃんは、砂から這い出ると、まっすぐ海を目指し、外洋へと泳いでいきます。​

▼地球温暖化の影響:オスがいなくなりメスばかりに

アオウミガメは、産卵場所の砂の温度が29.1 度より高いとメスが生まれ、それより低いとはオスが生まれます。このため、気候変動によって産卵場の気温と砂の温度が上昇すると、メスばかりが増え、オスとメスのバランスが崩れて、繁殖ができなくなってしまいます。​
実際、2018年に発表された報告によれば、世界屈指のサンゴ礁グレートバリアリーフ北部で行なわれた調査の結果、この海域のアオウミガメの86%以上がメスであったことが明らかになりました。こうした事態は、生まれる赤ちゃんの深刻な減少につながります。​
WWFは、ウミガメの産卵場所である砂浜や、重要な生息域であるサンゴ礁の保全に取り組む一方、気候変動への対応の強化も各国政府に働きかけています。​


シロナガスクジラ

シロナガスクジラは地球最大の野生動物で、体長23~27m、重さ160tに達します。​
世界の海に広く生息し、赤道近くから南極付近までの海域を、大きく回遊する例も知られています。​
仔クジラは主に冬季、熱帯から亜熱帯の海で生まれ、母親と共に移動しながら成長します。生まれた時の大きさは、体長6~7m、体重2~3tですが、6~7カ月後に離乳する頃には16mほどに成長。体重も栄養豊富な母乳のおかげで、1日あたり91kgも増えるといわれています。

▼地球温暖化の影響:生息海域の環境と食物への影響

シロナガスクジラの主食は動物プランクトンのオキアミで、1日に6tもこれを食べます。しかし、気候変動によるオキアミの減少が、シロナガスクジラの親子を脅かしています。特にオキアミが豊富な南極周辺などの海域では、気温の上昇により、オキアミの生存に欠かせない、海氷やそこに生える藻が激減。また、温暖化の原因である二酸化炭素が、海水に多く溶け込むことで起きる「海洋酸性化」も、オキアミの殻の形成を阻害し、生産に悪影響を及ぼしています。​
WWFは、「生きている地球指数(LPI)」などを用いて、生物多様性の危機と気候変動の関連性を広く訴えながら、温室効果ガスの排出削減を強化するよう、企業や各国政府に働きかけています。​


コアラ

コアラは、オーストラリア東部の森に生息する有袋類です。体長は50~80㎝ほどですが、生まれたばかりの赤ちゃんの大きさは、何と7ミリ、0.5グラムほど。コアラやカンガルーなど有袋類のお母さんは、他の多くの哺乳類のような胎盤を持たず、このような小さな赤ちゃんを産み、お腹の「袋」の中で母乳を与えて育てます。

▼地球温暖化の影響:異常気象による干ばつと森林火災の犠牲に

コアラなどの有袋類は、長い間人が持ち込んだイヌやネコ、キツネ、ウサギといった外来生物に脅かされてきましたが、近年は気候変動による異常気象が、大きな脅威となっています。特に干ばつは深刻で、それにより森林火災も大規模化。2019年には、北海道の2倍以上に相当する17万平方キロメートルの森林や原野が焼失し、6万頭ものコアラが犠牲になったと推定されています。​
コアラは普通、木の上で仔を育て、水分も主食のユーカリの葉から得て暮らしていますが、この火災の時には、外来生物に遭遇したり、交通事故の危険がある地面に降りてきて、水を飲む様子も確認されました。​
WWFでは、コアラを守りながら気候変動を防ぐ手立ての一つとして、失われた生息地の森を再生し、CO2の吸収源を広げる仕組み作りを進めています。​


トナカイ(カリブー)

北半球の北極圏とその周辺に群でくらすトナカイ。北米ではカリブーと呼ばれるこの動物は、シカ科の仲間では唯一、雌雄共に角を持つ野生動物です。空や海を「渡る」鳥やウミガメのように、極北のツンドラの大地を、季節に応じて数百キロ、時に千キロ以上も、大きな群で旅をします。

▼地球温暖化の影響:北極圏の季節とサイクルの変化

トナカイは生息地で行なわれている、石油パイプラインなどの設置を含む、さまざまな開発により、長距離の移動ルートが、分断・消失する危機にさらされています。
トナカイは数週間という短い夏の間に、植物の豊かなツンドラをめざし、ここで十分に栄養をつけて秋の終わりに仔を産みますが、こうした開発が移動ルート上で行なわれると、それを迂回せねばならなくなり、ちょうどよいタイミングで目的地に着くのが難しくなります。
こうした状況に加え、地球温暖化によって北極圏で氷の張る時期や降雪が変化すると、ツンドラを訪れる夏のタイミング自体がずれてしまい、旅をしてきたトナカイたちが、十分な食物にありつけず、繁殖もできなく恐れがあります。さらに温暖化は、トナカイを殺してしまうほどの天敵である蚊を増加させ、この虫が媒介する病気も広げて、トナカイを絶滅の危機に追いやると指摘されています。
2015年の推定個体数は289万頭。多く見えますが、これはかつて480万頭とされたトナカイが、近年激減した結果なのです。


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進む温暖化の影響を食い止めるために

いま、多くの野生生物が、地球温暖化の深刻な影響を受けつつあります。

多様な要因が関係する、地球温暖化が環境や植生に及ぼす影響を、科学で確実に証明するのは非常に困難です。

しかし、地球上の各地でこうした問題が実際のものとなれば、その脅威は途方もなく大きなものとなります。

人類もまた、その影響から逃れることはできません。

農業や漁業、林業などは、こうした影響を直接受けることになりますし、これらの原材料に頼ったさまざまな製品やサービスに携わる産業や経済も、間接的に打撃を受けます。

© Global Warming Images / WWF

深刻な危険性や可能性が考えられる以上、未来に向けて危機を回避するための、温暖化防止の取り組みは行なってゆく必要があるのです。

野生生物は、この地球という星の自然環境の確かな一部であり、同時にその現状を表すバロメーターでもあります。

今、多くの野生生物が受けているさまざまな気候変動の影響は、そのまま人類を含めた地球環境が、温暖化によってどのような危機にさらされるのか、また今後、さらされようとしているのかを示す警告に他なりません。

WWFはさまざまな野生生物の生きる地球環境を保全するために、そして人類が自然と調和して生きていくことのできる「持続可能な未来」を目指す活動の一つとして、地球温暖化をくい止める取り組みを行なっています。

気候変動から守るキャンペーンバナー

<参考資料>

  • IUCN REDLIST : http://www.iucnredlist.org/
  • IMPACT OF CLIMATE CHANGE ON SPECIES : WWF 2015
    http://d2ouvy59p0dg6k.cloudfront.net/downloads/impact_of_climate_change_on_species___wwf_report.pdf
  • Fragile Connections: Snow leopards, people, water and the global climate : WWF 2015
    http://d2ouvy59p0dg6k.cloudfront.net/downloads/fragile_connections__final_with_links_.pdf

WWFの地球温暖化に対する取り組み

WWFの地球温暖化に対する取り組み

世界各国にネットワークを持つ「WWF気候・エネルギー・プラクティス」では、地球温暖化を引き起こす温室効果ガスの排出量を大幅に削減する国際的な協定を、各国政府と産業界、金融セクター、そして一般市民から引き出すことができるよう、世界各地で活動を展開しています。

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