島の自然と海を守る「久米島応援プロジェクト」新たなステップへ!


自然保護室の権田です。
この9月で、沖縄の久米島で取り組んできた「久米島応援プロジェクト」がひと段落を迎えました。

島の自然と豊かなサンゴ礁を含めた海の自然を、地域主体で保全してゆくためスタートしたこのプロジェクトは、2009年10月より今月までの3年の活動として展開。今後、活動全体の経緯や、達成されたことの取りまとめに入る予定です。

これに際して先日、プロジェクトに携わってきたWWFや研究者の方々の視点だけでなく、現地の関係者の皆さまにも、プロジェクトこれまでの活動に対する、客観的な評価や要望をインタビューさせていただきました。

ご協力いただいたのは、農業関係者や役場、老人会から漁業者の方(海んちゅ)まで、地元のさまざまな方々。

直接お話をうかがう中で、知らなかった島内の社会事情や、歴史的な開発の経緯などを知ることができ、まだまだやりたいこと、やりのこしたことが多く残されていることに、あらためて気づかされました。

今月末には、久米島での報告会も企画していますが、今回の取りまとめにも、そうした点をしっかり盛り込み、今後の島での活動に役立てていただけるよう、努力したいと思います。

プロジェクトの成果が島に根付き、地域の皆さんによる取り組みの効果が発揮されるのは、まだまだこれから。今後も島内の市民団体による取り組みをフォローアップしてゆきます。

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自然保護室 国内グループ所属
権田 雅之

南西諸島プロジェクトを担当。陸域での取り組みを行なっています。

亜熱帯に属する琉球列島の島々で、アマミノクロウサギをはじめ希少生物やその生息地の保全に、地域の方々と共に取り組んでいます。問題と地域社会の変革は、国外の他の島々でも同じような問題と解決の縮図。次の一手は東南アジアの島々や地域への拡大もありや。

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