南三陸の海から、嬉しい春の味覚!
2017/06/09
昨年3月、宮城県南三陸町戸倉のマガキ養殖が、日本初のASC(水産養殖管理協議会)認証を取得しました。
ASC認証とは、地域の海の自然環境や、社会に配慮した養殖業に与えられる、国際的なエコラベルの認証。
ASCラベルのついたシーフードを選ぶことで、消費者が海の保全に貢献できる仕組みです。
その認証取得の実現は、震災からの復興の中で、海と生きる新しい道を選び、世界のスタンダードに挑戦した、戸倉の皆さんの熱い心の賜物でした。
そんな戸倉の海から先日、私たちの事務局に、嬉しい春の味覚が届きました。
カキとホヤです。
カキというと冬の味覚というイメージですが、夏の産卵に向けて栄養を蓄える春こそ、カキが大きくておいしくなる時期なのです。
これにはスタッフもみんな大喜び。まして私たちが推進するASC認証付きとなれば、喜びもひとしおです。
「海のパイナップル」とも称されるホヤ。その奇妙な見た目とエグみから敬遠する人も多いのですが、改めて食べてびっくり「新鮮なホヤはおいしい」との声が続々と! ホヤは一見するとイソギンチャクか貝の親戚に見えますが、イソギンチャクなどより、実は私たち人間や魚に近い生き物なのだとか。
持ち帰ったスタッフから、調理後の写真が届いたので、ちょっとご紹介。
南三陸のカキはすでに今シーズンの収穫時期を終えましたが、オイスターバー向けに一口サイズの「あまころカキ」の出荷も一部行われています。オイスターバーに行くことがあったら、「南三陸のカキ、入ってますか?」と聞いてみてくださいね。(自然保護室 前川)