魚の3割強が、獲りすぎ状態!?
世界的に一人あたりの消費量が増加し、
加えて人口の増加や、えさ・肥料としての需要増から、
世界の魚の消費量は過去50年で約5倍になりました。
そうした需要を満たすため、自然のサイクル、
生態系のバランスを脅かすほど
魚が乱獲されています。
漁獲される魚の10種に3種強は、
「獲りすぎ」の状態にあります。
世界的に一人あたりの消費量が増加し、
加えて人口の増加や、えさ・肥料としての需要増から、
世界の魚の消費量は過去50年で約5倍になりました。
そうした需要を満たすため、自然のサイクル、
生態系のバランスを脅かすほど
魚が乱獲されています。
漁獲される魚の10種に3種強は、
「獲りすぎ」の状態にあります。
漁業や養殖業による影響
漁業のやり方によっては、
狙った魚以外の魚や海鳥、ウミガメなどを
一緒に獲ってしまう「混獲」が起こったり、
海底でおもりのついた網をひきずる漁法では、
海底や生態系を傷つけてしまうことがあります。
天然の水産物の漁獲量が伸び悩む中、
人の手で魚や貝を育てる「養殖」の生産量が増加し、
すでに半分近くを占めています。
養殖は、計画的に生産ができる一方で、
えさとして海から大量に小型の魚を獲ったり、
育てる魚に与えたえさや化学薬品で
周りの海を汚したりするなど、
海の環境に悪影響を及ぼすこともあります。
私たち消費者が海の恵みを口にするまでの間には、
こうしたさまざまな問題が潜んでいます。
しかし、私たちが魚を選ぶとき、
こうした問題に配慮しているか知りたくても、
確かめることができません。
漁業のやり方によっては、
狙った魚以外の魚や海鳥、ウミガメなどを
一緒に獲ってしまう「混獲」が起こったり、
海底でおもりのついた網をひきずる漁法では、
海底や生態系を傷つけてしまうことがあります。
写真「マグロ巻き網漁で混獲されたオサガメ」
天然の水産物の漁獲量が伸び悩む中、
人の手で魚や貝を育てる「養殖」の生産量が増加し、
すでに半分近くを占めています。
養殖は、計画的に生産ができる一方で、
えさとして海から大量に小型の魚を獲ったり、
育てる魚に与えたえさや化学薬品で
周りの海を汚したりするなど、
海の環境に悪影響を及ぼすこともあります。
私たち消費者が海の恵みを口にするまでの間には、
こうしたさまざまな問題が潜んでいます。
しかし、私たちが魚を選ぶとき、
こうした問題に配慮しているか知りたくても、
確かめることができません。