沖縄こどもの国 動物園
2019年5月26日(日)
リュウキュウイノシシ
学名: Sus scrofa riukiuanus
目 / 科: 偶蹄目 / イノシシ科
IUCNレッドリスト:
沖縄県レッドデータブック > 絶滅危惧種 > 絶滅危惧Ⅱ類 、
環境省レッドデータブック > 絶滅のおそれのある地域個体群(徳之島)
絶滅危機種についてはこちら
古くから人間の生活と関わりの深いイノシシ。イノシシを家畜化したのがブタです。
《 動物園では・・・ 》
リンゴやバナナなど果物のほかに、サツマイモやトウモロコシ、葉野菜など様々なものを食べています。
《 野生では・・・ 》
日本の沖縄島や奄美大島など南西諸島の島々に生息するイノシシの亜種です。主食はシイをはじめ色々な植物の実、葉、根など。生息地の中心は亜熱帯林ですが、草原、湿地など多様な環境で姿が見られます。そんな彼らが絶滅の危機に瀕している理由は…
遺伝的かく乱
リュウキュウイノシシは野生の動物ですが、人が飼育にした近縁の家畜のブタと交雑し、雑種が生まれてしまうことがあります。こうした交雑が進み、純粋な野生のリュウキュウイノシシが減ってきていると考えられています。
生息地減少
徳之島など生息地の島によっては、生息できる環境の森が縮小したり、分断されたりしています。また、森が残っていても、そこに育つ植物の種類が減少し、豊かさが失われるなど、環境の「劣化」も、リュウキュウイノシシからすみかを奪うことになります。狩猟も行なわれているほか、交通事故に遭う個体もいます。