恩賜上野動物園
2019年3月3日(日)
ジャイアントパンダ
学名: Ailuropoda melanoleuca
目 / 科: 食肉目 / クマ科
IUCNレッドリスト:
絶滅危機種 > 絶滅危惧種(EN)
絶滅危機種についてはこちら
白黒模様が特徴的なジャイアントパンダ。
ゆっくりとした動作にも理由があります。
《 動物園では・・・ 》
数種類の竹をメインとし、他にリンゴやニンジンなども食べています。
《 野生では・・・ 》
中国の四川省、陝西省、甘粛省にまたがる山地林に生息しています。大好物であるタケの幹、葉やタケノコを求めて1日12~14時間、林をゆっくり移動しながら食べ続けます。そんな彼らが絶滅の危機に瀕している理由は…
生息地破壊
ジャイアントパンダのすむ山地林で行われている、資源発掘のための開発や、人間が交通手段を得るための道路や鉄道の建設、また樹木の伐採などによって、生息環境の破壊や分断が生じています。
気候変動(地球温暖化)
ジャイアントパンダは、生息地に生えている複数の種類のタケを食べています。このタケは、数年おきによく育つ種類が変わるため、地球温暖化によって生えているタケの種類が変わったり、減ったりしてしまうと、年によってはパンダが食べられるタケも減り、栄養不足になったり、繁殖ができなくなることが心配されます。