うんことばホイールって、どこからどうやって見ればいいの…?
そんなあなたは、このページでアジアゾウ(上野動物園2019年)のうんことばホイールを、
U先輩&Kさんと一緒に見てみましょう。
うんことばに注目する
うんことばホイールには、たくさんの“うんことば
(うんこのにおいを嗅いで表現した言葉)”が並んでいます。




えっ、これ、回せるの!?

この上の画像は回らないけれど、うんことばホイールのページにあるものは回るんだよ。マウスカーソルをうんことばホイールにあててドラッグ(スマートフォンなら指でスワイプ)してみて。

ページを開いて…っと。 回った! 楽しい~!

じゃあ、好きなところで止めて、うんことばを読んでみよう。

じゃあ、この赤いところを見てみようかな


「草のにおい」「グリーン系…」「雑草」か。
ふむ。アジアゾウのうんこのにおいは草っぽいってことかな。

「グリーン系…」の余韻があるところがまたいいね。

ゾウは草食だから、そんなにおいなのかな。

そうかもね。うんこのにおいから動物の生態も想像できる気がするね。


えっ!? 「カブトムシ」「あたしと同じ」!?
カブトムシとあたしが同じにおいなの!?

いやいや、うんことばは、それぞれ独立したものだよ。「かぶとむし」と感じた人も、「あたしと同じ」と感じた人もいたということ。ちなみに、円が二重三重になっていても、上下の言葉に関連性はない。言葉が多くて入りきらなかったんだよ。

そうかー。カブトムシって、雑木林の中みたいなにおいに感じたのかなぁ。

私は、カブトムシのにおいでイメージするのは、スイカの皮が腐ったにおいかな。

ああ、飼育ケースのにおいだね。ふーん。人それぞれ思い浮かべるものは違うんだね。

そう! それがうんことばの面白いところだね。書かれた言葉も多様だけれど、読む側も自由に想像して楽しめるんだ。

他にも気になる言葉がたくさんあるなぁ。
全体を眺める
うんことばホイールは、うんことばを分類し、
似た言葉が近くに位置するようにまとめられています。


この横書きの単語は何?

これは分類。例えば「食物」と書かれた中には食物関係の言葉が並んでいるよ。

黄色いところにも食物があるよ?

うんことばは味覚とセットになっていて、①味覚②分類の順で分けられているんだ。赤は「あまい」、黄色は「からい」。あまいと感じて食物関係を思い浮かべた人も、からいと感じて食物関係を思い浮かべた人もいるということだね。

全体を眺めると、緑の「にがい」がちょっと多かったんだね。
そしてどの味覚でも「植物」の言葉が多いみたいだ。
書いた人を想像してみる
うんことばには、書いた人の経験や感性がにじみ出ています


「あんしんなにおい」ってなんだか気になるなぁ。
これ、子どもが書いたのかな。

うんことばは、書かれたそのままの表現で書いてあるからね。子どもかもしれないね。でも、大人かもしれない。

慣れ親しんだ場所のにおいに似ていたのかな。子どもの頃住んでいた家の庭のにおいとか。

ぬくもりや、優しさを感じたのかもしれないよ。ほら、牧場で動物を撫でた時の感じ。においから動物の温かさを感じたのかも。

これ、うんこのにおいなんだよね?

もちろん。全部、実際のうんこのにおいを嗅いで表現した言葉だよ。

…うんこって、すごいね。

人間もすごいよ。こんなにたくさんの言葉が集まったのは、人間の感性の賜物だよ。
うんこと同じくらいすごい。

うん。人間も、うんこと同じくらいすごい。