「人権と環境報告書 2023」の公開について


WWFはこのたび、「人権と環境報告書 2023」を発表いたしました。

WWFは、2019年3月にWWFのフィールドでの環境保全活動における人権に関わる問題指摘についての一部報道を受けて第三者委員会を設置。そして、第三者委員会による調査報告書(2020年11月)の提言をもとに、WWFの人権保護に対する3年間の取り組み強化計画を発表し、実現に向け取り組んできました。2021年、2022年の進捗状況に関する年次情報を公表し、この度、3回目の年次更新である「人権と環境報告書 2023」を発表いたしました。 

今回の報告書では、カメルーン、中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国、インド、ネパールにおける苦情処理メカニズムの実施促進、先住民族の権利の保護と促進など、各国事例を報告しています。また、オンブズパーソン事務局の設置とオンブズパーソンの採用、WWFが世界各地で支援する特定の景観(大規模な生態系)におけるESSF(環境および社会的セーフガード・フレームワーク)の推進、特にWWFの各国オフィスにおける苦情処理メカニズムの一環としての苦情チャネルを100%設置したこと、WWF事業が環境および社会的リスクについてのスクリーニングは96%(251件/261件)実施済または実施中であること、先住民族の声を取り入れるよう合計18名の任命が行なわれ、WWFのガバナンス委員会と諮問グループに参画していることなどが報告されています。 

今後、今回ご案内しました報告書に続いて、第三者委員会の勧告に応じた公約に対する3年間の実績についての外部評価も行なわれ、報告書が発表される予定です。 

本件についての情報は下記ウェブページにて公開してまいります。  

(日本語)https://www.wwf.or.jp/news/4479.html
(英語)https://wwf.panda.org/wwf_news/wwf_independent_review_/year_3_implementation_update/

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