1年間分のグリーン電力証書を購入しました
2016/09/20
東京都港区のWWFジャパン東京事務所と、沖縄県石垣島の白保サンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」は、このほど年間総使用電力量に相当するグリーン電力証書を購入しました。
グリーン電力とは、太陽光、風力、バイオマス、地熱、水力といった自然の恵みから生まれた再生可能な自然エネルギーによって発電された電力のことです。
「グリーン電力証書」とは、このグリーン電力の持つ環境負荷価値を第三者機関が評価・認証して証書化したものです。希望者が自分たちの使用する電力量に応じて証書を購入すると、その分の電力量が「再生可能エネルギーを消費したもの」と見なされます。
WWFジャパンでは、ガスとガソリンも使用量を電力に換算し、電力の使用量に加えてグリーン電力を購入しています。
通常どおり電力会社に支払う使用電力量の料金とは別に、グリーン電力証書を購入することで、電力の環境付加価値(二酸化炭素排出削減、化石燃料の使用削減など)分を支払うという考えです。
また、この購入資金は、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギー事業に提供され、国内の自然エネルギーの普及拡大にも貢献にも役立っています。
WWFジャパン事務局では、これまでに待機電力の削減、LED灯への交換、昼休みの消灯、エアコンの使用台数や時間の削減などを行なってきましたが、こうした自主的な省エネに加え、「グリーン電力証書」制度を利用することで、再生可能な自然エネルギーの拡大にもつながる取り組みを、今後も推進してゆきます。