ACジャパンでの広告について
2013/08/01
マスメディア各社をはじめ多くの賛同企業が集まって構成されている民間団体ACジャパンの「支援キャンペーン」で、WWFの広告が2013年7月より流れます。「パンダのマークの環境保全団体」を、1年間、日本全国で、テレビやラジオ、雑誌、交通広告などでを通じて、広く知らせる機会ができました。ぜひご注目ください。
- ※ACジャパンの支援による広告やCMの掲出・放映は、各媒体の調整により行なわれています。いつどのような場所で、掲載や放映がされるかは、WWFジャパンでは決定できず、また把握もできませんので、予めご了承ください。
テレビ・ラジオなど幅広い広告に挑戦
ACジャパンは、「企業が少しずつお金を出し合い、世の中のためになるメッセージを、広告という形で発信しよう」という呼びかけに賛同した企業で構成される公益財団法人です。
広告のもつ強い伝達力や説得機能を生かし、 社会・公共のためになる「公共広告」を制作して、全国でキャンペーンを展開しています。
その活動のひとつに、公共の活動に取り組む非営利活動団体にACジャパンの仕組みを利用した「支援キャンペーン」があります。WWFは今回、この枠の中に初めて選ばれました。
テーマは、「地球にちょうどいい暮らし」
今回の広告でテーマになっているのが、「地球にちょうどいい暮らし」をはじめましょう、という呼びかけです。WWFが今広めようとしている「One Planet Lifestyle」というコンセプト。この考えにもとづき、今回は広告を制作しました。
WWFが活動の基本としているテーマの一つは「生物の多様性を守る」こと。
そのために、「生きている地球指数」や「エコロジカル・フットプリント」といった数値を算出しながら、人間活動が地球環境に影響を与えていることに警鐘を鳴らし続けています。
1つしかない地球で、人間と多様な生物が調和して暮らしていくためには、そして、地球1個分でちょうどいい暮らしをするにはどうすればいいか。私たちが今、考えることが求められています。
子どもたちが将来使う資源を、私たちが「いま」使っていることに気づいてほしい... このメッセージが、公共広告を通じて、多くの方に広まってくれたらと、WWFでは考えています。
「ねぇ、ボクのぶんは...?」
ちょっとかわったイラスト・テイストクリエーションが、今回のWWFの広告の特徴です。
ACの広告は実写の映像が比較的多いのですが、WWFの広告は、大人と子どものイラストで表現されています。
無造作な大人が資源を無我夢中でとっていると、遠くから子どもの声が聞こえます、「ボクのぶんは...?」。そこには何の資源もとることができないこどもがポツリとすわっています。
今回の作品は、アニメーター、アニメ監督として知られる小原秀一(おはらひでかず)さんにお願いしました。
また、大人と子ども、そしてナレーションというすべての声を吹き込んでくれたのが、映画やドラマ、CMで活躍されている女優の西田尚美さん。
絶妙なコンビネーションで、これまでにないWWFの特色をうまく引き出してくれています。
小原秀一(おはらひでかず)
「風の谷のナウシカ」「アキラ」等に参加した後、CM制作をメインに活躍。代表作に「日本コカ・コーラ/Qoo」「資生堂/スラムダンク篇」等のCMや、作画監督「MEMORIES/大砲の街」、ビジュアルコンセプトデザイン「SHORT PEACE /火要鎮」等がある。
西田尚美
「女優。ファッション誌のモデルとして活躍ののち女優に転身。主な出演作に映画『ひみつの花園』(97)、『ナビィの恋』(99)、『ハチミツとクローバー』(06)、『南極料理人』(09)、『綱ひいちゃた!』(12)、ドラマ『白い巨塔』(CX)、『Q10』(日テレ)、『とんび』(NHK)、『かすていら』(NHK)、舞台『昔の女』(新国立劇場)、『テレビのなみだ』(グローブ座)など多岐にわたり出演」 公式HP:http://www.dongyu.co.jp/profile/NaomiNishida/
AC広告を見かけたらアクションを!
テレビ、ラジオ、雑誌、駅、電車内、映画館... WWFの広告をみかけたら、twitterでつぶやくアクションをWWFジャパンでは呼びかけています。ハッシュタグは「#WWFOPL」。
このACジャパンの公共広告は、マスメディア各社側のご好意により、媒体のあいているスポットを利用するため、実はどこでどのように放送・掲載されるかを把握するのが難しいのです。
どこで、いつみたのか、つぶやいてください。できるだけ多くの方にこの広告をみてもらい、WWFのメッセージを知ってもらいたいと思います。