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【アーカイブ動画あり】WWF「脱炭素社会に向けた2050年ゼロシナリオ2024版」発表会~日本はCOP28の要請に応えられるか?2035年GHG60%以上削減を可能とするエネミックス提案~

イベント|無料|地球温暖化を防ぐ

開催は終了いたしました

開催日時
2024年05月31日(金) 14:00 ~ 16:00

場所
Zoomウェビナー


2023年12月ドバイで開催されたCOP28では、世界全体での気候変動対策の進捗評価の仕組み「グローバル・ストックテイク」が実施され、1.5度目標を達成するためには、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が示した2035年までに世界全体で温室効果ガス(GHG)排出量を60%削減(2019年比)する必要があることが確認されました。また、同時に2030年に向けて再生可能エネルギー設備容量を3倍に拡大すること、エネルギー効率改善率を2倍にすること、そしてエネルギーシステムにおいて化石燃料から転換する取り組みを加速していくことも合意されました。

しかしながら、現在の日本のエネルギー基本計画やGHG削減目標等を定めるNDCは、COP28で決定した世界目標の達成には残念ながら整合していません。現在、政府は、エネルギー基本計画の更新とNDCの改定に向けた議論を開始しましたが、日本は、先進国としての責任を果たし世界の脱炭素をリードするために、少なくとも2035年60%削減を超える、高いGHG削減目標と再生可能エネルギーの最大限の導入の方向性を掲げることが求められます。

これまでWWFジャパンでは、2050年にGHG排出ゼロを実現するための道筋を描いた「脱炭素社会に向けた2050年ゼロシナリオ」を発表してきました。今般、このシナリオをアップデートし、2030年までに再エネ3倍(太陽光2.9倍、風力10倍)が可能であり、その延長線上で2035年にGHG排出量を60%以上削減可能であることがわかりました。そのエネミックス提案を発表し、これを実現するために何が必要か、太陽光発電協会シナリオも参考に一緒に議論していきます。貴団体・貴社の脱炭素に向けた中期戦略への示唆として奮ってご参加ください。

<当日のスケジュール(仮)>※変更の可能性あり

14:00-14:10
冒頭あいさつ WWFジャパン 山岸尚之
14:10-14:50
WWF「脱炭素社会に向けた2050年ゼロシナリオ2024年版」発表 槌屋治紀先生
14:50-15:05
太陽光発電協会(JPEA)からの発表 太陽光発電協会(JPEA)増川武昭事務局長 
15:05-15:20
WWFからの政策提言 WWFジャパン 小西雅子
WWF「2035 年 60%以上(2019 年比)の温室効果ガス削減を可能とする 「2035 年エネルギーミックスと NDC」提案」
15:20-15:35
対談  システム技術研究所 槌屋治紀先生、太陽光発電協会(JPEA)増川武昭事務局長、WWFジャパン 小西雅子
15:35-16:00
質疑応答

登壇者プロフィール

山岸 尚之
自然保護室長(気候エネルギー・海洋水産・生物多様性・金融)

立命館大学国際関係学部に入学した1997年にCOP3(国連気候変動枠組条約第3回締約国会議)が京都で開催されたことがきっかけで気候変動問題をめぐる国際政治に関心を持つようになる。2001年3月に同大学を卒業後、9月より米ボストン大学大学院にて、国際関係論・環境政策の修士プログラムに入学。2003年5月に同修士号を取得。卒業後、WWFジャパンの気候変動担当オフィサーとして、政策提言・キャンペーン活動に携わるほか、国連気候変動会議に毎年参加し、国際的な提言活動を担当。2020年より自然保護室長。

©WWF-Japan

小西 雅子 
WWFジャパン 専門ディレクター(環境・エネルギー)

昭和女子大学特命教授(2017年~)、京都大学大学院特任教授(2022年~)兼務。
中部日本放送アナウンサーなどを経て、2005年に国際NGOのWWFジャパンへ。専門は国連における気候変動国際交渉及び環境・エネルギー政策。2002年国際気象フェスティバル「気象キャスターグランプリ」受賞。環境省中央環境審議会委員。環境省カーボンプライシングの活用に関する小委員会委員。近著『気候変動政策をメディア議題に―国際NGOによる広報の戦略』(ミネルヴァ書房2022)、『地球温暖化を解決したい―エネルギーをどう選ぶ?』(岩波ジュニアスタートブックス2021)など。博士(公共政策学・法政大)。米ハーバード大修士課程修了。気象予報士。

槌屋治紀(つちやはるき) 
システム技術研究所 所長。東京大学大学院機械工学科卒業、工学博士。100%再生可能エネルギー社会と二酸化炭素削減シナリオを研究。太陽電池のコスト低下を学習曲線により分析。IPCCの第2次報告作成に協力。国立環境研究所「脱温暖化2050プロジェクト」のアドバイザーを務める。第12回京都地球環境の殿堂入り。著書に「エネルギー耕作型文明」(東洋経済)、「これからのエネルギー」(岩波書店)など。


 

一般社団法人 太陽光発電協会 事務局長
増川 武昭
 
昭和シェル石油に入社後、通算11年間、石油・ガスの探鉱開発部門にて海外の鉱区取得や油田買収の業務を担当、また在オランダのシェルグループに4年間勤務。1998年からは原油の調達・トレーディングを担当。2002年からは分散電源事業課長、並びに電力小売り販売課長として電力ビジネスに携わる。2007年から経営企画部門にて電気自動車の充電サービス会社の立ち上げ等を担当。2013年にソーラーフロンティアに出向し太陽光発電産業のビジョン策定等に携わる。2017年6月から2年間、及び2023年1月から現職。


 

イベント詳細

日時 2024年05月31日(金) 14:00 ~ 16:00
場所 Zoomウェビナー
主催 WWFジャパン
お申込み・お問合せ お問合せ先 気候・エネルギーグループ climatechange@wwf.or.jp

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