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【アーカイブ録画あり】カーボンクレジットは脱炭素化&SDGs達成につながるか? ~カーボンプライシングをめぐる世界の現状~

イベント|無料|地球温暖化を防ぐ


2050年ネットゼロを目指すことが主流化した今、カーボンクレジットを使ってオフセットする企業が増えています。一方でオフセットによって「カーボンニュートラル」を謳う製品や企業には、メディア上での批判なども散見されます。
ネット・ゼロ達成のためには、排出する炭素に価格付けをするカーボンプライシング(排出量取引や炭素税)の活用が欠かせませんが、一方で安易なカーボンクレジットの活用によるオフセットの主張は危さをはらみます。特に熱帯雨林の伐採防止などに関する森林系のクレジットは、森林保全に対する深い理解が求められる中、安易に活用することには十分な注意が必要です。

何をもって良質のカーボンクレジットというか、まだ国際的な定義は定まっていませんが、パリ協定の6条に基づくカーボンプライシングなど世界の議論の最新動向を知っておく必要があります。

カーボンプライシングのそもそもの目的から解きほぐし、カーボンクレジットを巡る世界の情勢を、WWFジャパン専門ディレクターの小西雅子がわかりやすく解説するセミナーを開催いたします。さらにWWFジャパン森林グループ長の相馬真紀子が、森林保全とは何かを基礎から解説いたします。質疑応答の時間もたっぷりとってありますので、どうぞ奮ってご参加ください。

プログラム

13:50 Zoom Open

14:00~14:05 進行説明
WWFジャパン 気候エネルギーグループ 田中健

14:05~14:40 解説 カーボンプライシングについて知っておきたい事 ▼資料はこちら
WWFジャパン 専門ディレクター(環境・エネルギー)(環境省カーボンプライシングの活用に関する小委員会委員) 小西雅子

14:40~15:00 解説 森林保全について知っておきたい事  ▼資料はこちら
WWFジャパン 森林グループ長 相馬真紀子


15:00~15:30 質疑応答 ZoomのQ&A
ファシリテーター:田中健

15:30 終了

登壇者プロフィール

小西 雅子 WWFジャパン 専門ディレクター(環境・エネルギー)

 

昭和女子大学特命教授(2017年~)、京都大学大学院特任教授(2022年~)兼務。
中部日本放送アナウンサーなどを経て、2005年に国際NGOのWWFジャパンへ。専門は国連における気候変動国際交渉及び環境・エネルギー政策。2002年国際気象フェスティバル「気象キャスターグランプリ」受賞。環境省中央環境審議会委員。環境省カーボンプライシングの活用に関する小委員会委員。近著『気候変動政策をメディア議題に―国際NGOによる広報の戦略』(ミネルヴァ書房2022)、『地球温暖化を解決したい―エネルギーをどう選ぶ?』(岩波ジュニアスタートブックス2021)など。博士(公共政策学・法政大)。米ハーバード大修士課程修了。気象予報士。

相馬真紀子 WWFジャパン 森林グループ長

 

カリフォルニア大学ロサンゼルス校にて地理・環境学の学士号を取得後、東京大学大学院にて国際環境協力を学び、修士号取得。
アジア、アフリカ地域を中心とした農村開発/林業政策のODAコンサルタントとしての経験を経て、2018年にWWF入局。木材やカカオなどの森林コモディティのサプライチェーンをより持続可能なものに改善するため、インドネシアやマレーシア、ガーナなど生産現場での森林保全プロジェクトの実施や、調達企業とのエンゲージメントを担当。

田中 健 WWFジャパン 気候・エネルギーグループ 非国家アクタープロジェクト担当

 

福岡県庁、経済産業省で廃棄物管理やリサイクルなどの環境保全行政に従事、日本のリサイクル企業の海外ビジネス展開を支援。その後、日本科学未来館にて科学コミュニケーターとして、国内外の科学館、企業、研究機関などと連携し、科学技術や研究者と一般市民をつなぐ様々なプロジェクトを担当。2018年8月から現職。気候変動イニシアティブ(Japan Climate Initiative: JCI)等、企業や自治体など非国家アクターの気候変動対策の強化に取り組む。九州大学理学府分子科学専攻にて修士課程(理学)修了。

イベント詳細

日時 2022年10月03日(月) 14:00 ~ 15:30

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