法人セミナー「ポスト京都議定書の行方と企業の動向」開催報告
2011/04/15
世界各国・地域では積極的な低炭素社会への取組み進行中!
生物多様性の保全とともに地球規模での重要な環境問題である気候変動問題の解決に向け、2010年11月29日~12月10日、メキシコ・カンクンにて気候変動枠組み条約第16回締約国会議および第6回京都議定書会合(COP16/CMP6)が開催されました。
そこで、会議終了後の12月21日、国際経済の専門家でありWWFジャパン評議員でもある末吉竹二郎氏を講師にお招きし、『ポスト京都議定書の行方と企業の動向~COP16後の展望~』と題する法人会員限定セミナーを開催しました。
講演内容は、世界各国・地域(特に、米・中・韓・EU)の動向・思惑とそれらがビジネスに与え得る影響などにも話が及び、日本(企業)が置かれている状況や進むべき道についてお話いただきました。
また、COP16期間中、終始現地で政策提言活動を展開したWWFジャパン気候変動オフィサーより、会議の全体像と参加各国の反応について、および日本政府の発表や国内の報道と世界の捉え方とのギャップについての簡易報告もありました。
WWFジャパン 法人会員向けセミナー開催概要
ポスト京都議定書の行方と企業の動向~COP16後の展望~
開催日時:2010年12月21日(火) 16:15~18:30 / 講師:末吉竹二郎 氏
講演の冒頭はこちら
ご出席者の感想
当日ご出席された、法人会員各社の参加者の皆さまより、以下のようなご感想をお寄せいただきました。
テーマについて
- COP16終了直後のタイムリーなテーマで興味深かった(出席者多数)
内容について
- マスコミ報道では得られない情報が満載で、非常にためになった。(複数社)
- COP16に限らず、幅広く世界の動向について触れて頂いたことで、日本(企業)が置かれている状況や進むべき道についてよく理解をすることができた。(T社)
- (末吉氏の)幅広い視点からの歯に衣着せぬ解説が大変有意義だった。(S社)
- 是非当社の経営者達に聞かせたい内容であった。(E社)
- 企業としてどう取り組むべきかを、より具体的に掘り下げていただきたかった。(O社)
講師:末吉竹二郎氏 プロフィール
鹿児島県出身。1967年、東京大学経済学部卒業後、三菱銀行入行。1994年、同行ニューヨーク支店長、取締役就任。1996年、東京三菱銀行信 託会社(ニューヨーク)頭取就任。1998年、日興アセットマネジメント副社長就任。2003年、国連環境計画・金融イニシアチブ(UNEP FI)特別顧問就任。川崎市国際環境施策参与。鹿児島市環境アドバイザー。日興アセット時代にUNEPFIの運営委員会のメンバーに就任。これをきっかけ に、この運動の支援に乗り出す。2002年の退社を機に、UNEPFI国際会議の東京招致に専念。2003年10月の東京会議を成功裏に終えた。現在も、 引き続きUNEPFIに関わるほか、環境問題や企業の社会的責任(CSR/SRI)について、各種審議会、講演、テレビ出演等で啓蒙に努めている。
著書:「カーボン・リスク」北星堂(共著)、「ビジネスに役立つ!末吉竹二郎の地球温暖化講義」東洋経済新報社