シュノーケル観察会にシュノーケル器材、デジタルカメラ、プリンタをご提供いただきました


東日本大震災の被災地の子どもたちに、地元の海への理解を深めてもらう「シュノーケル観察会」を、2013年9月7日、宮城県南三陸町の志津川湾で開催しました。この観察会では、子どもたちがそれぞれの視点で志津川の海を撮影。手にした印象や感想とともに、壁新聞にまとめました。なお、ここで使用したシュノーケル器材の一部は株式会社タバタより、壁紙新聞作成時に使用した写真用プリンタはエプソン販売株式会社よりお貸しいただきました。また、子供たちが水中で使用したカメラは、オリンパス株式会社より提供いただいています。

子どもたちが見た海

2013年9月7日、WWFジャパンは、東日本大震災に被災した宮城県南三陸町の戸倉地区で、地域の関係者の方々との協力のもと、「シュノーケル観察会」を開催しました。

地元の子どもたちに海の素晴らしさを、より深く知ってもらうためのイベントで、2012年に続き、2回目の開催となります。

今回は、小学4年生~高校生の27名もの子どもたちが参加。新しい企画として、子どもたちに水中カメラを持って海に入ってもらい、自らの視点で海中の様子を撮影してもらいました。

子どもたちは元気いっぱい、魚や海藻類、ウニや巻貝など、海のさまざまな生き物や自然を1時間にわたり観察。その後、宮城県漁協の戸倉出張所にある学習ルームで、それぞれの所感とともに壁新聞にまとめ、発表してもらいました。

宮城県南三陸町の志津川湾は、震災前からギンザケやカキ、ホタテやワカメなどの養殖業が盛んでした。

そして今、ここでは大きな被害を受けた地元の基幹産業である水産業を、海の環境に配慮した、新しい養殖のあり方を模索する試みが行なわれています。

震災前の状態にそのまま戻すのではなく、自然と調和した、持続可能な水産業を目指した戸倉出張所の活動。その継続的な地域の取り組みのためには、これからを担う子どもたちの学びが大切です。

今回は、子どもたちが使用したシュノーケル器材の一部を株式会社タバタより、壁紙新聞作成時に使用した写真用プリンタはエプソン販売株式会社よりお貸しいただきました。また、子供たちが水中で使用したカメラは、オリンパス株式会社より提供いただいています。ご支援に対し、心よりお礼を申し上げます。

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