ホッキョクグマの獲物はアザラシ。狩りをするのは海に浮かぶ氷の上です。しかし温暖化によって、北極圏の氷が解けだす時期が早まっています。狩りができる期間が短くなり、栄養不足に苦しむクマが年々増えているのです。また、氷の解け始めが1週間早まると、クマの体重が10kgも軽くなるという調査結果も出ています。
現在のペースで温暖化が進むと、ホッキョクグマの生存に適した夏の海氷面積は、21世紀中頃までに急激に消失し減少する可能性が。またその頃までには、ホッキョクグマの個体数は1/3減少する、と予測する科学者もいます。
(出典:IUCN「レッドリスト」より)
ホッキョクグマの赤ちゃんの体重はわずか700グラム。大きく育つ秘密は、脂肪と栄養たっぷりの母乳です。しかし現在、氷の減少で母グマが十分な獲物を獲れず、母乳が不足して仔グマが育たないという事態が起きています。また、気温の上昇によって、雪ではなく、雨が降るようになり、雪洞の巣穴を解かして破壊してしまうことも、仔グマたちを危険にさらす大きな問題になっています。
現在WWFは、特定の国の立場にとらわれず、温暖化をくい止め、北極圏の自然を保全する活動を行なっています。
温暖化の影響を受ける
野生動物の
調査を継続的に実施
国連会議における
温暖化対策への提言・働きかけ
企業との対話を通じた
温室効果ガスの削減を促進
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