自然な増加を大幅に上回る、密猟。
1970年代から1980年代にかけて、アフリカゾウは象牙を狙った密猟により、推定個体数が約60%まで減少しました。保護活動により一時、密猟は減ったものの、2000年以降、大規模な密猟が再発。今や違法に殺されるゾウの割合が、自然な増加率を大幅に上回るまでになっています。こうして得られた象牙は、紛争で使われる武器の購入や、他の犯罪の資金などにも回されており、今では国際的な問題になっています。
1979年に134万頭と推定されたアフリカゾウは、2016年時点で42万頭まで減少してしまいました。このままの勢いで密猟が続けば、地域によってはアフリカゾウは絶滅の縁に追い込まれることになります。
アフリカゾウが生息する国の政府と協力し、密猟者の取り締まりや、罠の撤去、住民と野生動物の衝突の回避、国立公園を守るレンジャーの育成などを支援しています。
象牙や象牙でできた製品を国外へ「輸出」する国際取引は違法行為。ですが、日本から中国などへ、象牙が違法に持ち出されています。こうした現状を改善するため、国際的な違法取引の押収データや、日本の違法取引の事案、規制のための国内法が正しく有効に機能しているかを調査、分析し、政府や象牙を取り扱う業界に対策と改善を訴えています。
ぜひ、WWF会員になって
一緒にゾウたちの未来を救ってください。
WWFは約100カ国で活動している環境保全団体です。地球上の生物多様性を守り、人の暮らしが自然環境や野生生物に与える負荷を小さくすることによって、人と自然が調和して生きられる未来を目指しています。
WWFは、政府機関等からの公的な補助金に頼らず、皆さまからの会費、寄付、募金により支えられています。WWFジャパンへのご支援は、WWFジャパンが実勢している国内外の環境保全のほか、一部はWWFインターナショナルを通して広く国際的な活動にも使わせていただきます。
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WWFジャパンは、世界約100カ国に活動ネットワークを持つWWFの一つとして、日本が木材や水産物、
天然ゴムなどさまざまな資源の「輸入」「消費」を通じてかかわっている、世界各地の環境問題の解決に取り組んでいます。
また、アフリカゾウなどの密猟を防ぐ取り組みは、
野生生物の取引を監視・調査するトラフィックと協力し、活動を行っています。
WWFジャパンでは次のように区別しています。
WWFにご入会いただいた皆さまよりお寄せいただいた「会費」としてのご支援は、WWFのさまざまな活動に使わせていただきます。ご入会くださった方には、会員証やキーチェーン、会報などをお届けします。(→くわしくは会員特典をご覧ください)
【関連情報】寄付の種類について
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これらの「会費」「寄付」によるWWFジャパンへの支援金は、公益財団法人への寄付として、税金優遇措置の対象となります。事務局が発行した寄付金の領収書を添えて、確定申告を行なってください。
なお、お寄せいただいた方を特定することができない「募金」については、領収書の発行ができないため、寄付金控除の対象になりません。予めご了承ください。
自然環境の悪化をくい止め、
野生生物を守るための活動は、
いずれも数年から、時には10年以上にわたる取り組みとなっています。
その中から、2017年の間に達成できたことや、進捗状況について一部報告します。
野生生物や自然のこと、
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