Seminarゼミ
(1)「プラスチックをめぐるサーキュラーデザインと実装」ゼミ
プラスチックの大量生産・消費・廃棄に起因する問題が、脱炭素社会の実現、生物多様性の回復を阻害し、人の健康をも脅かしています。2040年までに世界のプラスチックの生産量は2倍に増加し、海洋への流出量も3倍になると推定されています。
このイシューに対し、様々なステークホルダーを巻き込み、仕組みから変えていこうというビジネスモデルのブラッシュアップとその実装を目指します。
メンター
採択者
Asuka
Ishii
石井 明日夏
TERRANAUT
#サーキュラーエコノミー #消費行動 #シュノーケリング
プロフィール
Kodai
Kato
加藤 広大
amu株式会社
#アップサイクル #サーキュラーエコノミー #拡張家族
プロフィール
Yudai
Matsuo
松尾 雄大
BORDERLESS SENEGAL SARL
#プラスチック #アップサイクル #まちづくり
プロフィール
Natsuka
Murakami
村上 捺香
鯖江市地域おこし協力隊
#廃材 #資源循環 #ものづくり
プロフィール
Erika
Matsumoto
松本 恵里佳
#環境 #食 #デザイン
プロフィール
(2)「自然と調和した地域づくり」ゼミ
森、海、川、里山、草原、湿地など豊かな自然を基盤として私たちの社会・経済は築かれています。そういった自然資本と密接に結び付く農業・漁業・林業・観光業などを通し、自然と調和した持続可能な地域づくりが求められています。
「自然が豊かになればなるほど地域社会も豊かになる」といったモデルを目指し、環境に低負荷な、あるいは再生に導く事業・活動をブラッシュアップします。
メンター
採択者
Arisa
Shinsho
新庄 ありさ
AMAホールディングス株式会社
#海 #共創 #タグボート
プロフィール
Gento
Saegusa
三枝 弦人
農林水産省
#トランスフォーマティブ・イノベーション政策 #プラネタリーヘルス #消費者の行動変容
プロフィール
Haruyuki
Tachikawa
太刀川 晴之
株式会社エーゼログループ
#生物多様性 #里山 #ビオトープ
プロフィール
Haru
Mukoyama
向山 遥温
特定非営利活動法人夢ノ森伴走者CUE
#絆 #平和 #まちづくり
プロフィール
Tatsurou
Morimoto
森本 達郎
森庄銘木産業株式会社
#森 #地方創生 #カーボンニュートラル
プロフィール
(3)「サステナブルビジネスとイノベーション」ゼミ
サステナブルな社会を築くために、食・住まい・衣料・へルスケア・エネルギー・インフラ・ファイナンス・スポーツ・娯楽など、私たちの暮らしに関わるあらゆる領域において、システムチェンジが求められています。
既存の発想や枠組みに囚われることなく、環境・社会・経済のトレードオンを目指す事業・活動のブラッシュアップを加速させます。
メンター
採択者
Oji
Akaishi
赤石 旺之
株式会社Wildlife Ventures
#野⽣動物 #⽣物多様性 #アフリカ
プロフィール
Katsuki
Onishi
大西 克直
合同会社秋田里山デザイン
#サプライチェーン #アグロフォレストリー #ダイレクトトレード
プロフィール
Ryosuke
Tachibanaki
橘木 良祐
Molt
#昆虫 #魚 #養殖
プロフィール
Daichi
Hasaki
波崎 大知
JINEN株式会社
#Regeneration #Travel #AI
プロフィール
Yuya
Murakami
村上 雄哉
福井県立大学
#釣り#食#自然
プロフィール
Takuya Hasegawa
長谷川 琢也
LINEヤフー株式会社
一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンCo-Founder
東日本大震災の後、被災地の農産物などをネット販売する企画を立ち上げたことをきっかけに、宮城県石巻市に移住。地域を活性化させ、次の世代に続く水産業を実現するため、地元の若手漁師と共にフィッシャーマン・ジャパンを立ち上げ、水産業のイメージを「カッコよく」「稼げて」「革新的な」という「新3K」に変えていくことを目指している。
2021年、企業版ふるさと納税を活用して脱炭素事業を推進する自治体に寄付をする「地域カーボンニュートラル促進プロジェクト」の担当と、SDGsメディア「Yahoo! JAPAN SDGs」編集長に。
Daisuke Hara
原 大祐
Co.Lab 代表取締役
NPO法人西湘をあそぶ会 代表理事
1978年生まれ。神奈川県大磯町在住。漁村農村お屋敷まちが混在する大磯に惹かれ、地域資産をいかした暮らしづくりを実践中。地域のインキュベーション(県下最大の朝市「大磯市」の運営)、6次産業化(漁協直営の食堂プロデュース、加工場の運営)、里山再生(コミュニティ農園「大磯農園」の運営)、空き家空き店舗再生(カフェ、立ち飲み、本屋、雑貨店運営)、働き方改革(森のようちえん併設コワーキングスペース 「Post-CoWork」の運営)などローカルエコシステムの再構築に取り組んでいる。
Co.Lab 代表取締役|NPO法人西湘をあそぶ会 代表理事|湘南定置水産加工 代表取締役|関内イノベーションイニシアティブ 取締役|神奈川県住宅供給公社 団地共生プロデューサー(2016年〜)
Takashi Uemura
上村 崇
epiST株式会社 代表取締役社長/CEO
epiST Ventures株式会社 代表取締役CEO/マネージングパートナー
005年、AI・データサイエンスをコアとする株式会社ALBERTを創業、代表取締役社長に就任。
2015年、ALBERTの東証マザーズ市場への上場およびその後のトヨタ自動車、東京海上等との資本業務提携を実現。
ALBERT創業以来、国内の様々な大学・研究機関とのコネクションを構築し、100名以上のサイエンティスト・AIエンジニアを擁する組織に育てる。この活動の中で、日本の産学連携における課題を知り、問題意識を抱き、2019年にepiST株式会社およびepiST Ventures株式会社を創業。
epiST株式会社の代表取締役社長/CEOに就任。また、epiST Ventures株式会社の代表取締役/マネージングパートナーとしてスタートアップへの投資支援を担当。
早稲田大学卒業。
Asuka Ishii
石井 明日夏
TERRANAUT
#サーキュラーエコノミー #消費行動 #シュノーケリング
■自己紹介/経歴
テラノート創業者。東京⼤学⼤学院総合⽂化研究科修⼠課程修了。
フランス⽣まれ、⼤学進学を機に来⽇。卒業後は国連職員を⽬指し、経営コンサル及び⼈道⽀援のプロジェクトマネージャーを経験。⼈道⽀援の現場で、既存の国際援助の枠組みに限界を感じ、より⾃由でインパクトを出せる⽅法として起業を⽬指す。帰国後は東京⼤学⼤学院に進学し、学業の傍ら、ベンチャーキャピタルで⾮営利財団の設⽴、外資スタートアップでデータサイエンティストを経験。修了後は、ブロックチェーン関連スタートアップでパートナーシップマネージャーやサステナビリティ関連のスタートアップでCEOを経験。現在は政策共創のスタートアップでディレクターとして政策を通して社会課題の解決に取り組むつつ、テラノートで資源循環社会の実現を⽬指している。
■事業タイトル/概要
廃棄物の環境インパクト可視化サービス
テラノートは事業に応じて、あらゆる廃棄物の環境インパクトを測定し、「捨てる」を「循環」へと置き換えるための⽀援ツールである。商業施設やレジデンスの廃棄物集積所にIoT計量器とカメラを設置し、排出された廃棄物の「量」「種類」「分別状況」「廃棄前の⽤途」をAIでリアルタイムに測定。そこからCO₂排出量や資源循環率などの指標を算出し、施設管理者や事業者が具体的な改善アクション(分別ルールの最適化、発注計画の⾒直しなど)を実施できるようにサポート。今後施⾏される⽇本およびEUのサステナビリティ開⽰基準に対応でき、より資源循環の⾼い社会を⽬指す企業を⽀えていきたい。
Kodai Kato
加藤 広大
amu株式会社
#アップサイクル #サーキュラーエコノミー #拡張家族
■自己紹介/経歴
1997年2月25日生まれ神奈川県小田原市出身。
学生時代に年間100日以上宮城県気仙沼に滞在する中で「気仙沼から世界に通用する事業を創りたい」と思いだす。2017年11月大学中退後株式会社サイバーエージェントにてABEMA番組プロデューサーを経て2019年退職。気仙沼に移住。
「東京でできることをしていては勝てない」と考え、気仙沼の基幹産業の漁業の静脈に可能性を見出し廃棄漁具の再資源化を行うamu株式会社を設立。
■事業タイトル/概要
漁師の魂の価値化 廃漁網アップサイクル素材amuca
海洋プラスチックゴミの44.5%を占める廃棄漁網を全国の漁師から回収しアップサイクル。
廃漁網リサイクル素材ブランド「amuca」を運営し繊維やペレットに生まれ変わらせメーカーに販売、自社プロダクト開発を行います。
また、製造したプロダクトの使用が終えたら再回収しリサイクルを行うことで「漁具から本当の意味でのサーキュラーエコノミー」を実装させます。
Yudai Matsuo
松尾 雄大
BORDERLESS SENEGAL SARL
#プラスチック #アップサイクル #まちづくり
■自己紹介/経歴
福岡県出身。1992年生まれ。BORDERLESS SENEGAL SARL代表。
大学を卒業後、JICA海外協力隊としてセネガルに赴任。そこで感じた生まれた環境による機会の不公平さを目の当たりにする。セネガルで人生初の障害者の友人に出会ったことがきっかけで、社会が生み出す「障害」課題の解決を志すことに。
帰国後、セネガルでスポーツを通じた「障害」インクルーシブな世界の実現を目指すNGO団体を立ち上げる。
しかし障害者に「諦め」を植え付ける就労問題にぶつかり、根本的な「障害」課題解決のために非営利と営利の両輪で挑むべく、ボーダレス・ジャパンにジョインしBORDERLESS SENEGALを設立。
■事業タイトル/概要
セネガルにおける廃プラスチックのアップサイクルブロックの製造販売事業
プラスチックゴミをゼロにすべく、セネガル国内で放棄された廃プラスチックを原料としたアップサイクルブロック(舗装ブロック)を製造する。主に一軒家・不動産オーナーの個人、不動産ディベロッパー向けに販売を行う。また中長期的には行政も巻き込みまちづくりのインフラ事業を構想。これら製品がセネガルの新しいまちづくりを創出し、プラスチックゴミによる環境破壊を生まない循環型社会を構築する。
環境問題としては廃プラスチックをターゲットにしているが、同時に社会問題でもある障害者雇用にも注力している。
Natsuka Murakami
村上 捺香
鯖江市地域おこし協力隊
#廃材 #資源循環 #ものづくり
■自己紹介/経歴
環境問題・資源循環をミッションの福井県鯖江市地域おこし協力隊。
2024年、むらかみ道具店開業予定。石川県白山市出身。早稲田大学スポーツ科学部卒業。新卒で広告代理店入社、WEBマーケティングの法人営業を担当。
2018年に独立、執筆業やメディア編集、講師業などを務める。
2020年鯖江へ移住し、2021年〜越前鯖江のオープンファクトリーイベント「RENEW」の事務局長としてイベントのプロジェクトマネジメントを担当。
2022年、産業観光で持続可能な地域をつくる「一般社団法人SOE」立ち上げに携わる。
■事業タイトル/概要
福井鯖江からはじめる、廃材見える化事業「廃材商人」
廃材や使われなくなった道具など、ものづくりで出るゴミを見える化・収集して、展示・販売をする事業。
さらに福井県鯖江市を拠点として、廃材や道具を手に取れる場を設け、ものづくりの機材や工具などを設置することで廃材の加工もできる環境とものづくりに親しめる場所を展開。
リアル店舗とオンラインにて販売し、購入者がどのように廃材や道具を使ったかの情報を追うことで、廃材の新たな活用方法を模索する。
産地の廃材に詳しい「廃材商人」として、廃材集めや活用のマッチングを行う。各地の廃材調査や商品開発なども実施予定。
Erika Matsumoto
松本 恵里佳
#環境 #食 #デザイン
■自己紹介/経歴
1996年生まれ、東京都出身。大学在学中に体験型の環境教育と食育に興味を持ち、関連資格を複数取得。卒業後はJICA海外協力隊環境教育隊員としてボリビアに赴任。廃棄物課と動物園で環境教育のプログラム作成と広報活動に従事した。
帰国後は、京都に拠点を移し、PRECIOUS PLASTICをベースとした廃プラスチックのアップサイクリング事業に取り組み、素材の循環プロセスを見て体験できる仕組みづくりを行なっている。これらの経験を活かし株式会社colourloop にも参画中。
■事業タイトル/概要
PRECIOUS PLASTIC KYOTOを環境教育とアップサイクルイノベーション拠点へ
子どもから大人までが環境に対して興味や関心を持ち、次の行動に繋げるための体験型環境教育を提供しています。その一環として、オランダ発の世界的に広がるPRECIOUS PLASTICプロジェクトをベースにしながら、地域コミュニティレベルでのアップサイクルを提供しています。
SDGsやエシカルという言葉が行き交う今の世の中だからこそ、一度「ごみ」と見做されたものを「素材」として新たな価値を見出し、循環プロセスを実際に体験できる仕組みづくりに挑んでいます。
Arisa Shinsho
新庄 ありさ
AMAホールディングス株式会社
#海 #共創 #タグボート
■自己紹介/経歴
香川県生まれ。小学3年生〜大学卒業まで陸上競技漬けの日々、専攻は幼児体育。
住環境や人が過ごす空間に携わりたく、大学卒業後は住宅メーカーとベッドメーカーで10年営業職に従事。全国を渡り歩く中で、地域のあり方やまちづくりに興味と課題をもつ。まだ枯れることを知らず年々溢れ出る好奇心が自分を動かす原動力。
特技は、一度会った人の顔を忘れないこと。
得意なことは、何事もおもしろがり飛び込むこと。2024年4月海士町に上陸。
■事業タイトル/概要
シン・ブルーオーシャン戦略
行政も民間も地域も垣根を越えて手を組み、海士町の海から世界の海の諸問題を実証的に解決していくプロジェクト。小さな島で起こした挑戦と変化を、世界中の海へと還元し、海のグッドニュースをつくっていきたいという想いを込めて、『シン・ブルーオーシャン戦略』と名付けています。
企業が意図や提案を通して企業版ふるさと納税を海士町に寄付することで、自社・一社だけでは得られないことを官民のコラボレーションにより共創的に「海の課題解決」と「海の価値創造」のプロジェクトを創ります。
Gento Saegusa
三枝 弦人
農林水産省
#トランスフォーマティブ・イノベーション政策 #プラネタリーヘルス #消費者の行動変容
■自己紹介/経歴
2018年3月 東京農業大学国際食料情報学部国際農業開発学科 卒業/農業経済学(フードシステム論)を専攻。
2018年4月 JAグループ(ホクレン農業協同組合連合会)入会/肉豚・肉牛集荷販売業務に従事。
2022年9月 テラスマイル株式会社 入社/農業経営のデータ分析システムのサービスデザイン、セールス、カスタマーサクセス、プロジェクトマネージャーに従事。
2024年2月 農林水産省 入省/大臣官房政策課技術政策室にて、農業技術政策全般、特にスマート農業やみどりの食料システム戦略の推進業務に従事している。
■事業タイトル/概要
プラネタリーヘルスダイエット〜食卓からはじまるフードシステムの再創造〜
次世代に続く持続可能なフードシステムを構築し、人間と地球の健康を取り戻すことを目指しています。
私たちの毎日の食事は、地球上で人間の健康と環境の持続可能性を最適化するための強力な手段です。
「伝える」活動ではワークショップや勉強会を通じてプラネタリーヘルスダイエットを広め、「深める」活動では日本の食文化や生産環境を考慮した日本版のプラネタリーヘルスダイエットを提案します。
そして、「実践する」活動として、実生活での実践(地域においてのプラネタリーヘルスダイエットの実装)に取り組みます。
Haruyuki Tachikawa
太刀川 晴之
株式会社エーゼログループ
#生物多様性 #里山 #ビオトープ
■自己紹介/経歴
1993年東京都出⾝。岩⼿⼤学⼤学院総合科学研究科地域創⽣専攻卒業。
幼少期から⾝の回りの⾃然や⽣きものに興味を持ち、特に⼈と⾃然の関わりによって維持されてきた⾥⼭に⼼惹かれる。⼤学ではツキノワグマ研究会に所属し、様々な野⽣動物調査に参加。獣害に対する地域住⺠の被害認識をテーマに研究。
⼤学院を卒業後、環境省⾃然環境局に⼊省し、国⽴公園の維持管理に関わる仕事を経験。地⽅勤務する中で地域に根差した現場での仕事にやりがいを感じ、退職。⿃取県智頭町に移住し、現在は⺠間会社で地域の⽶や⽥んぼの付加価値を⾼めることを⽬指して⽔⽥や⽔路の⽣物多様性保全や有機栽培、地域の未利⽤資源の堆肥化、耕作放棄地の活⽤等に取り組んでいる。
■事業タイトル/概要
ビオ⽥んぼプロジェクト
⾃然環境への影響を低減するだけでなく、事業そのものが⾃然環境にポジティブな影響を与えることを⽬指し、主に⽥んぼや⽔路の⽣物多様性保全を通じた⽶の⾼付加価値化に取り組んでいます。
今までに、⽥んぼ内へのビオトープ創出、有機栽培を⾏うことで希少種保全と良⾷味⽶の⽣産の両⽴、⽶の6次産業化、地域の⼦供たちへの環境教育機会の創出等を実施。
今後はさらに多様な⼈や企業を巻き込みながら取組を地域内外に広げていくことで、担い⼿減少や耕作放棄地増加といった課題を抱える中⼭間地域における⽣物多様性保全と農地保全の両⽴を⽬指します。
Haru Mukoyama
向山 遥温
特定非営利活動法人夢ノ森伴走者CUE
#絆 #平和 #まちづくり
■自己紹介/経歴
2005年生まれ。小学校5年生の時に沖縄の戦争跡地へ行ったことをきっかけに、「平和」について考えるようになった。そうして中学校3年生の時に環境活動家の方のお話を聞き、防災士の資格やゴミ拾い、行政へのアク ションを行う。
高校1年生になってからは学校の枠を超えて高校生エシカル推進委員会を立ち上げ、同世代の仲間と共にイベントの企画を行い、国や市へ諸願や陳情を行う。自身は活動を通して「環境ラップ」を編み出し、今も環境活動ラッパーとして活動している。
啓発活動だけでなく社会問題解決を体験でき るきっかけを地域でつくるため、NPO法人夢ノ森伴走者CUEを設立して地域の方からお借りした2haの里山を舞台に活動している。
■事業タイトル/概要
次世代の、次世代による、次世代のための「絆育む蜜源の森構想」~揺るがない価値を里山に~
荒れてしまった里山を整備し、私たちは里山に「お金」ではなく「思い出」という不変の価値をかけ合わせることで、「人と人、人と自然がつながる100年先までつなげる森づくり」を実現します。
「絆の力」は人が生きる限り不変的な価値であり、今を生きる私たちが100年先を生きる世代に残せる財産です。
当事業の最終目標は、大量生産大量消費使い捨ての社会から自律分散型の地域で助け合いながら生きるまちの地域拠点となる里山を100年後全国につくることであり、まずはそのロールモデルを姫路市夢前町につくります。
Tatsurou Morimoto
森本 達郎
森庄銘木産業株式会社
#森 #地方創生 #カーボンニュートラル
■自己紹介/経歴
「森と暮らしを繋ぐ」をテーマに、奈良県を拠点に地域の森林資源を活⽤した持続可能な事業づくりを⾏っています。
⽴命館⼤学卒業後、家業を継ぐことを前提に、⽊材⼤⼿商社であるナイス株式会社に⼊社。世界中の⽊材を取り扱う中で、国産⽊材や林業が抱える課題を実感し、家業である森庄銘⽊産業株式会社に戻りました。現在、4代⽬アトツギとして、森林から製品化、販売に⾄るまで⼀貫した⽊材活⽤の取り組みを進めています。
また、「⼭守」として⿃獣害対策や境界の明確化といった地域課題の解決にも取り組み、地域の環境と経済の両⽴を⽬指しています。⽊材の魅⼒を次世代に伝えつつ、地域に根ざした持続可能な未来を創ることが使命です。
■事業タイトル/概要
森林カルテ
⽇本では、⽊材価格の低迷や後継者不⾜により、放置林の増加が深刻な社会課題となっています。適切に管理されない森林は、⼟砂災害や⽣物多様性の減少といった環境リスクを⾼めるだけでなく、地域経済にも悪影響を及ぼしています。
この課題を解決するために、私たちが提案するのが「森林カルテ」です。医療業界の「患者カルテ」のように、森林⼀つひとつの状態を記録し、健康状態や⽊材としての価値を「⾒える化」することで、最適な管理計画を⽴案できます。
森林カルテは、森林所有者や⾃治体、企業の連携を促進し、住宅オーナーや企業による地域の森を⽀える具体的な⾏動(例: 森林再⽣活動や⽊質空間の提案)をサポートします。奈良県を拠点に、地域経済と環境保全を両⽴する新たなモデルを⽬指します。
Oji Akaishi
赤石 旺之
株式会社Wildlife Ventures
#野⽣動物 #⽣物多様性 #アフリカ
■自己紹介/経歴
1998年東京都出⾝。⿃獣管理⼠2級。
東京農⼯⼤学農学部・東京都⽴⼤学⼤学院都市環境科学研究科卒業。
幼少期より野⽣動物や⽣態系の保全に関⼼を持ち、⼤学の学部では野⽣動物管理学を専攻した。実習やサークル活動ではフィールドワークに明け暮れ、⻑期休みには国内外の保全の現場に訪問した。⽣態系や野⽣動物の保全を⾏う上で、社会や⼈の活動との関係に課題を感じ、⼤学院に進学して野⽣動物マネジメントにおける社会科学的な側⾯を研究した。
2024年4⽉にボーダレス・ジャパンに事業開発職として⼊社し、2025年1⽉に株式会社Wildlife Venturesを創業した。
■事業タイトル/概要
ケニアで⼈とゾウの軋轢を解決する養蜂事業
当事業はアフリカ・ケニアにおいて、⼈とゾウの軋轢を解決することを⽬指している。⼈とゾウが同所的に居住・⽣息するエリアでは農作物被害や⼈的被害、ゾウへの加害が深刻な問題となっている。
その解決策としてゾウがハチを避ける習性を利⽤した養蜂箱フェンスを導⼊し、ハチミツの販売などを通して利益をあげる事業を展開している。
2023年9⽉からケニアのマサイマラ地域で活動を開始以降、50個の養蜂箱を設置し、現地法⼈とハチミツ販売契約を締結した。2025年2⽉からは、⽇本国内にもハチミツを輸⼊し、個⼈・法⼈両⽅に販売を開始する予定である。
今後はハチミツに加えてハチ毒を含む製品の販売も⾏うことで事業をより持続可能なものとし、⽣物多様性と⼈間活動の両⽴を実現する。
Katsuki Onishi
大西 克直
合同会社秋田里山デザイン
#サプライチェーン #アグロフォレストリー #ダイレクトトレード
■自己紹介/経歴
合同会社秋田里山デザイン代表の大西克直です。普段は主に「さとやまコーヒー」というコーヒーブランドを運営しています。「つづく農業、だからおいしい」として、エチオピアのコーヒー農家から生豆を直接輸入しています。
「適正な対価」と「アグロフォレストリー」を買付けルールとしています。
その他にも、耕作放棄地を活用した環境教育事業・生物多様性の周知を促す事業などの受託もしています。
BEEには環境問題とその解決策に対する解像度を上げること、事業づくりをすることを目的に参加しました。よろしくお願いします。
■事業タイトル/概要
コーヒー生産の森林栽培・付加価値向上の支援による、持続可能なグローバルバリューチェーン創出事業
コーヒー産業は、世界中で2500万人も生産に従事すると言われる大きな産業です。
またコーヒー農業は、環境破壊が指摘される一方、気候変動の影響を大きく受けています。
しかし複雑なサプライチェーンが課題で持続可能なコーヒー産業の実現が難しい現状です。
そこで私は、アグロフォレストリー&高品質のコーヒーの生産支援から輸出支援まで行います。
またそのノウハウをグローバルに展開することで、資本力がないコーヒー農家でも、経済的・環境的に持続可能なコーヒー農業ができるようになる世界を目指しています。
Ryosuke Tachibanaki
橘木 良祐
Molt
#昆虫 #魚 #養殖
■自己紹介/経歴
- 九州工業大学生命情報工学科卒。カエルの衝突回避行動を研究
- どんな仕事も長続きせず、人生に思い悩む
- 宮崎県椎葉村にて、キャビアの養殖・加工を担い、養殖の奥深さを知る
- カンボジアに移住し、昆虫ベンチャーで、コオロギの研究開発を担う
- アメリカミズアブの飼料事業を立ち上げ中
■事業タイトル/概要
食品廃棄物を飼料や肥料にアップサイクルするカンボジアでのサステナブルなアメリカミズアブ養殖事業
我々は「蟲の真の価値を追求し、社会に貢献する」というビジョンを掲げてます。社会課題に対して蟲(蠢く全ての生物)の特性を上手くマッチングさせて、ビジネスを通じて社会実装していきます。
カンボジア(タケオ州)でアメリカミズアブの養殖事業を立ち上げ中。食品廃棄物を餌にして高タンパク質な幼虫を育て、サステナブルな飼料として水産養殖事業者向けに販売していきます。
Daichi Hasaki
波崎 大知
JINEN株式会社
#Regeneration #Travel #AI
■自己紹介/経歴
1996年⽣まれ。
千葉県銚⼦市出⾝、屋久島在住。
2017年 地元が消滅可能性都市に指定されていることや気候変動問題を知り、「持続可能な暮らし・地域」を探究する旅に出る。
2018年 在学中にEd Techのスタートアップ創業。
2021年 フリーランスのPdM/新規事業開発。
2022年 株式会社musuhi取締役CTO就任。
2023年 NPO法⼈⽊繋プロジェクト理事就任。
2024年 JINEN株式会社設⽴。
■事業タイトル/概要
STAY.EARTH
インバウンド向けに、「⾵⼟を巡る旅」を提供しています。
そのために、次世代型の旅⾏プラットフォーム「STAY.EARTH」を開発しています。
Purpose:「100 年先も続く、美しい⾵⼟を」
Mission:「⽣命が喜ぶ旅と暮らしを」
Yuya Murakami
村上 雄哉
福井県立大学
#釣り#食#自然
■自己紹介/経歴
私は幼い頃から祖父の影響で、毎日川で釣り、海で潮干狩りをして遊び、まさに“魚と自然が友達”な幼少期を過ごしてきました。
中学時は一時期不登校になるものの、釣りに没頭するなかで人との交流を通して再び自信を身につけることができ、社会に復帰した過去があります。
またなにより、どうすれば魚や貝が獲れるのかを試行錯誤し解決する力を培うことができました。
その甲斐があり、成績を最下位から上位へ巻き返し高校に入学。
現在は大学で養殖魚の餌の研究を行う傍ら、SHIMANOスポンサー契約をいただきプロの釣り師として活動しております。
■事業タイトル/概要
淡水養殖のための昆虫飼料
養魚飼料の主原料である「魚粉」の代替としてカブトムシ幼虫粉末(ミール)を用いた淡水魚養魚飼料を開発・製造し、地域養殖の地域循環システムと生産魚の価値向上を図る。
昆虫は地域内のきのこ農家さんから出る菌床と言われるゴミを元に育てる。現在、餌の原料は海外から輸入されているものが多いが、それを養殖場と同じ地域内で生産することで安定供給と輸送コスト削減を実現できる。
Group Session集合セッション
![キックオフの画像](https://www.wwf.or.jp/campaign/bee/images/pic-kickoff.jpg)
キックオフ
環境課題をとりまく現状や6か月間のプログラムのロードマップを確認しました。詳しくはこちら
![中間セッションの画像](https://www.wwf.or.jp/campaign/bee/images/pic-mid-session.jpg)
中間セッション
メンター陣との個別メンタリングを通し、課題の確認と残り3か月のアクションプランの発表を行いました。詳しくはこちら
![Coming Soon](https://www.wwf.or.jp/campaign/bee/images/pic-coming-soon.jpg)
ファイナルセッション
Input Sessionインプットセッション
実施講義
- 「ToC(Theory of Change)講義」WWFジャパン自然保護室長
- 「WWFジャパン事例紹介:国内森林プロジェクト」WWFジャパン森林グループオフィサー
- 「生物多様性保全で起業をするという選択」株式会社バイオーム 藤木庄五郎氏
- 「WWFジャパン事例紹介:海の生物多様性と持続可能な水産業の価値」WWFジャパン海洋水産グループ長
- 「共感を呼ぶパーパスブランディング」Accenture Song Droga5 Tokyo
- 「生物多様性市場の創出に向けて」株式会社シンク・ネイチャー代表取締役 琉球大学教授 久保田康裕氏
Fieldworkフィールドワーク
WWF ジャパンが長年地域に根差した保全活動を実践してきた、沖縄県石垣島の白保を訪問しました。実施報告はこちらから御覧ください。