「サステナブル・シーフード・ウィーク」にご参加ありがとうございました!
2015/06/16
水産担当の新井です。6月5日の「環境の日」からスタートした、持続可能な水産物を知ってもらおう!というキャンペーン「サステナブル・シーフード・ウィーク2015」が、昨日で終了しました。
日本では2年目となるこのキャンペーン。皆さんにどうしたら「サステナブル・シーフード」に注目してもらえるかを検討するのに、とても苦心しました。
それでも、共催のMSC日本事務所とともに知恵を絞って開催したビジネスフォーラムには、水産業や外食産業を中心に、想定を超える約200名が参加。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを契機に、持続可能な水産資源の利用に向けて、日本市場も動きだそうという熱気に包まれました。
消費者向けの普及イベントもありました。
6~10日には、イオン店頭にて海のエコラベル「MSC」や「ASC」 認証製品の試食販売が、15日には、生活協同組合ユーコープの店舗にて、MSC認証のタラコを紹介するイベントが行なわれました。
期間中に、普段より多くのかたが、この「サステナブル・シーフード」を選んでくださったことを、嬉しく思います。
キャンペーンは終了しましたが、豊かな海を未来に引き継ぐために、「海のエコラベル」つき水産物を、今後も選んでいただければと思います。
最後に、「サステナブル・シーフード・ウィーク」の締めくくりにふさわしい、嬉しいニュースが飛び込んできました!
2009年には「3年後には産卵数がゼロになる」という可能性さえ指摘され、枯渇の危機にあった大西洋クロマグロが、現在、回復の兆候が認められているというものです。
WWFでは今後、「MSC認証」の取得を視野にいれた取り組みを推進するよう目指していきます。
水産資源の持続可能な利用が広まっていくためには、政府や行政による政策、生産・加工・流通業者の努力、消費者の認知向上、どれも欠かせないものです。
私たちだけではできないことも、多様な関係者とともに歩めば実現できると信じて、これからも取り組みを進めていこうと思います。