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環境問題とは?地球の未来のために、知るべきこと
『Living Planet Report:生きている地球レポート』
今や4万種を超えた、絶滅の危機にある野生生物。失われる熱帯の森や、サンゴ礁の海。そして、世界中を襲っている大規模な気候変動。
「今、地球の環境はどうなっているの?」
「自然や資源の破壊は、どれくらい進んでいるの?」
「私たちの未来はどうなるの?」
そんな問いに答えるため、WWFはグローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)と共に『Living Planet Report:生きている地球レポート』を発表してきました。
- 地球環境を知るための3つのこと
1. 生物多様性は1970年から69%減少
2. 収支は大赤字!地球がもう一つ必要に?
3. 国や地域によるちがい - 環境問題の解決をめざして
- 詳しく知りたい方へ
Living Planet Report(生きている地球レポート) - WWFの地球環境を守る活動
地球環境を知るための3つのこと
1. 生物多様性は1970年から69%減少
『Living Planet Report:生きている地球レポート』が設けている、大きな指標の一つが、地球の生物多様性の劣化を示す「LPI:Living Planet Index(生きている地球指数)」です。

1970年を指標地1として地球の生物多様性の劣化を現した図。白線は指標値、色のついた部分は信頼限界を示す。
生きている地球指数(LPI)は、陸、淡水、海など自然の中で生きる、脊椎動物(哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類、魚類)の5,230 種、約32,000 個体群を対象に、個体群サイズの変動率から計算したものです。
この「生きている地球指数」は、1970~2018年の間に平均69%減少したことがわかります。つまり、地球の自然の豊かさが、それだけ損なわれてきた可能性を示しています。
また、「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」(IPBES)が2019年5月に発表した、地球規模の生物多様性及び生態系サービスを評価した報告書でも、今後数十年で、およそ100万種の生物が絶滅するおそれがあると、述べています。
こうした環境の悪化の大きな原因となっているのが、人類による地球の「使いすぎ」です。

地球環境を知るための3つのこと
2. 収支は大赤字!地球がもう一つ必要に?
『生きている地球レポート』のもう一つの指数「エコロジカル・フットプリント」では、この人間の自然資源に対する需要と、環境への圧力を示しています。
「エコロジカル・フットプリント」とは、木材などを生産している森林や、魚介類などをもたらす海洋、農場、牧草地といった、現在人類が消費している物を生み出すために必要な、生産性のある「土地」を、架空の面積に置き換えたもの。

ここには、地球温暖化の原因となっている二酸化炭素を、自然の状態で吸収できる土地に相当する面積も含まれています。
この「エコロジカル・フットプリント」を基に、現在の人類による消費の大きさを計算すると、地球1個分の生産量に対して、1.75個分の利用をしていることがわかります。
つまり0.75個分、使いすぎている、ということです。
この現在オーバーしている地球0.75個分の消費分は、いわば森や海などでの乱獲や、大量の二酸化炭素を排出することで、未来から「先借り」してしまっているわけです。
これは、地球が本来もっている生産力を超え、原資を食いつぶす形で、人類が消費を拡大し続けている、ということに他なりません。
現在の政策のままでは、2100年までに約+3.2℃の気温上昇が起こり、気候変動の生物多様性への悪影響が予想されています。
地球環境を知るための3つのこと
3. 国や地域によるちがい
生きている地球指数(LPI)は、世界の地域ごとに、生物種の個体群の変動を分析しています。地域別に見ると、最も減少率が大きかったのは、中南米(94%)です。

環境問題の解決を目指す時には、地域や国による事情、特に貧困などの社会問題をも含めた視野で、国境をこえた協力のもと、取り組みを行なう必要があります。
環境問題の解決をめざして
WWFは地球の自然環境を未来に引きついでゆくために、「地球1個分という観点」から、すべての人に食糧・水・エネルギーを保障できるように、より良い選択肢を提示し、その実践を目指しています。
© Shutterstock / soft_light / WWF © Shutterstock / Soonthorn Wongsaita / WWF - より良い生産
- 投入する資源の量と廃棄物の量を削減し、資源を持続可能に管理し、再生可能エネルギーの生産を拡大する
© Shutterstock - より賢い消費
- フットプリントが少ない生活習慣を通して、持続可能なエネルギー消費や健全な食糧消費を促す
© Shutterstock / isak55 / WWF - 金融投資の流れの変革 自然の価値を査定し、環境面および社会的コストを勘定に入れ、自然保護、持続可能な資源管理および技術革新を支援、奨励する
© Casper Douma / WWF - 公平な資源管理 今ある資源を共有し、公平で生態学的な影響を考慮した選択をし、GDPを超えた成功指標を用いる


詳しく知りたい方へ
Living Planet Report (生きている地球レポート)は、1998年に初めて発表したもので、世界の生物多様性の劣化と、人類が地球環境にかけている負荷の圧力を、数値化したものです。
Living Planet Report 2022(生きている地球レポート)
地球の健康と人間の健康はひとつ:ワンヘルス
人間の健康な暮らしは、自然に支えられています。湿地がもつろ過や浄化機能によって淡水が供給されたり、植物から伝統薬や医薬品などが開発されたりすることがなければ、人々の健康は維持できないのです。つまり、自然の衰退は人間の健康に大きく影響します。
地球環境の未来のために
「環境保全」の活動とは、実際にどのようなことを行なっているのでしょうか。なかなか具体的に想像しにくいものです。そこで、WWFが近年、主にどんなことに取り組んでいるかをご紹介します。
人と自然が調和して
生きられる未来を目指して
WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。