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スマトラの熱帯林で、
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地球温暖化の目撃者
季節はずれの大雨、干ばつ、海岸の浸食、そして希だったはずの疫病…地球温暖化がもたらす悪影響は、すでに世界各地で現れ始めています。WWFは、温暖化の現状を目の当たりにし、その被害に苦しむ人たちの声を、さまざまな国や地域の現場からあつめ、世界に向けて発信するプロジェクト「地球温暖化の目撃者」を2004年から2012年にかけて展開しました。
証言を読む
目撃者の証言: 変貌する冬の北海道
日本:伊藤健次さんの証言
長年、北海道の自然や野生生物の姿をカメラに収めてきた写真家の伊藤健次さん。かつては当たり前だった「凍てついた」冬景色が、近年、撮影しにくくなっていると言います。雪の減少や流氷の量の変化も、野生生物の生息域や行動に影響を及ぼすことが懸念されます。伊藤さんは、今までの北海道の雪景色の写真が、「かつての北海道の冬」の記録になってしまうかもしれないと心配しています。...続きを読む
目撃者の証言: 変貌する東京の四季
日本:徳川恒孝さんの証言
5歳で終戦を迎えた徳川第18代当主の徳川恒孝さん。徳川家というルーツを持ちながらも、幼少期は、非常に慎ましい暮らしを送ってきました。東京に生まれ育って70年。かつて大雪が降った東京の冬も、今は信じられないほど暖かくなったと感じています。ものを大切にした江戸文化の良さを見直し、無意味な資源の浪費をなくすべきだ、と徳川さんは警鐘を鳴らしています。...続きを読む
動画レポート
WWFの「地球温暖化の目撃者」プロジェクト
今、世界の各地には、地球温暖化の影響によって、普段の暮らしが脅かされている人たちがいます。その人々が見てきた現実と、強いられている苦難は、いずれより多くの人々がさらされるおそれのある、深刻な問題に他なりません。
温暖化がこのまま進めば地球はどのようなことになるのか。まだ危機感を持てずにいる世界の人々に、そのことを考えてもらうため、WWFは現在、温暖化によるさまざまな被害や環境の変化を体験した人たちの言葉を集め、IPCCの研究者の協力のもとで科学的な検証を行ない、世界に向けて発信する「温暖化の目撃者」プロジェクトに取り組んでいます。
「温暖化の目撃者」プロジェクトについて
WWFの「温暖化の目撃者」プロジェクトは、2004年、世界が注目する国際会議の舞台でスタートしました。この時、WWFの要請に応え、ブエノスアイレスの会議開催地に、3人の方が最初の「目撃者」として乗り込みました。
人と自然が調和して
生きられる未来を目指して
WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。